【センバツ】182センチ1年生左腕・佐藤大介がエースを狙う 元オリックス・鈴木平さんも認める素質…常葉大菊川「咲き誇る春」…選手紹介(1)
スポーツ報知 / 2025年2月6日 7時15分
3月18日開幕のセンバツ高校野球大会(甲子園)に出場する常葉大菊川の選手を紹介する連載の第1回は、佐藤大介投手(1年)。公式戦で登板経験のない182センチ左腕が、元プロ野球選手から認められた素質を生かし、エースの座を奪取することを誓った。
1年生左腕の佐藤大介が名乗りを上げた。「センバツでは背番号1をつけて投げたい」。昨秋の公式戦は登板した6投手のうち、4人が左腕。し烈な争いに、まだ公式戦でマウンドに立ったことがない男が挑む。
182センチの長身でMAX136キロの直球、スライダー、カーブなど変化球のキレも魅力的だ。昨秋以降、石岡諒哉監督(35)から「お前がエースになる可能性もある」とハッパをかけられた。昨年末からはカブス・今永昇太投手(31)が右足を「く」の字にしてステップする体重移動を取り入れた。「球が力強くなってきた」。1月25日、センバツ出場が決まった翌日の紅白戦では5回をパーフェクトに抑えた。
好きな選手はヤクルト、オリックスなどで活躍した鈴木平さん(54)。自身が生まれた2008年はすでに現役引退していたが、小学3年から通う磐田市の「タイラ治療院」の院長として、定期的に交流がある。故障防止のために投球フォームを見てもらう中で「プロ野球選手になれる素質がある」と言われてきた。鈴木さんは「最初からクセがなくセンスのある投げ方をしていた。打撃力もある。体の線は細いが、それは伸びしろ。春には球速140キロも出るんじゃないかな」と成長を楽しみにしている。
入学直後の昨年5月に左手首のけがで長期離脱。同10月にようやく実戦復帰した。その間はウェートトレーニングに打ち込み、全体練習から外れる孤独感もあった。ただ、指揮官からは「期待しているから」と声をかけられ続けた。両親からはけがを乗り越えたスポーツ選手の記事が送られてきて、励みになった。
バットを握れば、広角に打てる長打が武器だ。秋季東海大会では2試合にスタメン出場。至学館との準決勝は「1番・一塁」、大垣日大との決勝は「2番・中堅」で合計9打数5安打2打点と活躍した。まだ試合の出場機会が少なく本塁打はないが、打撃練習では推定飛距離120メートル超のサク越えを連発する。「あこがれの甲子園で1本でも多くヒットを打ちたい」。聖地で投げて打って、新たなスターへの道を切り開く。
(伊藤 明日香)
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