カーリング フォルティウスが無傷５連勝 スキップ・吉村紗也香、同日夜ロコ・ソラーレ戦へ闘志「お互い分かりきっている」

フォルティウスの吉村紗也香

◇カーリング日本選手権　第５日（６日、神奈川・横浜ＢＵＮＴＡＩ）

　来年のミラノ・コルティナ五輪代表選考に関わる大会で、女子２次リーグ（Ｌ）が始まり、１次ＬＢ組を全勝通過したフォルティウスが、Ａ組３位の札幌国際大を１１―４で下し、１次Ｌから５連勝で無敗を守った。次戦は同日夜に五輪２大会メダルのロコ・ソラーレと対戦する。

　フォルティウスは第１エンド（Ｅ）に３点を許したが、直後の第２Ｅに２点を取り返した。第４Ｅからは１点、１点、２点、３点と積み重ね、逆転で勝利を収めた。“ママさんスキップ”吉村紗也香は「この大会初めての先攻スタートだったけど、自分たちの方から先にミスが出てしまって。でも落ち着いて、残り９エンドある中で、しっかり次のエンドで２点を取ろうという風に気持ちを切り替えて進められた。先に点を取られてしまったんですけど、その後は自分たちのペースで試合を進められたんじゃないかと思います」と安堵（ど）の表情を浮かべた。

　ライバルのロコ・ソラーレとの対決に向けては「ずっと戦ってきている相手なので、お互いのプレースタイルは分かりきっている。その中でいかにその時のアイスを読んで、いいショットにつなげていけるかに懸かってくる。しっかりと夜の試合も集中して、後攻スタートを取れるように。そこから集中してやっていきたい」と闘志を燃やした。