松任谷由実が全国72か所ツアー挑戦 モチベーションの裏にイチロー氏の名言
スポーツ報知 / 2025年2月7日 4時0分
歌手の松任谷由実(71)が6日、新潟・湯沢町の苗場プリンスホテル内のイベントホールで恒例のリゾートライブ「SURF&SNOW in Naeba」(全8公演)の初日公演を行った。45回目の節目の苗場。今秋には40作目のオリジナルをリリースし、72歳を迎える来年にかけて72公演の全国ホールツアーを行うことも明らかに。さらに精力的に活動していくことを誓った。
大吹雪は免れたものの、白銀の苗場で行われた節目のステージは、原点回帰のピアノの音色から始まった。今年のテーマは「ピアノガール」。ピアノを弾きながらのステージは2012年以来13年ぶり。ステージ中央のグランドピアノに座り、「ひこうき雲」や「翳(かげ)りゆく部屋」など荒井由実名義の楽曲を披露したほか「時のないホテル」では連弾のパフォーマンスで沸かせた。
1981年から続く冬の風物詩。「よく一回も休まずにやってきたなと思います。たくさんの人に感謝の気持ちでいっぱい」と謙虚に語りつつ「久しぶりにピアノを弾くことで、エンターテイナーとかの前に、私はミュージシャンなんだなという自覚が改めて持てました」と語った。
今秋には40作目のアルバムをリリースすることが決定。最先端技術「クロノレコーディングシステム」を導入し、70年代から2000年代頃まで世代ごとのユーミンの声をAIでラーニング。過去の声と現在の声を合成し、時を超えた新たな楽曲が届けられる。過去と現在のユーミンが融合された一枚に「まだ世界で誰もやっていないと思いますが、AIと生身とのハイブリッドなアルバムになるはず。(技術に)見合う自分の肉体を鍛えないと」とより一層ボイストレーニングにも励んでいるという。
新たなアルバムを引っ提げ、今年から来年にかけて年齢と同じ72公演のホールツアーにも挑戦する。「還暦頃から音楽監督の武部(聡志)さんが『70歳で70ステージやったらかっこいいよ』って言ってくれていて、半信半疑だった」というが、10年来の構想が実現することとなった。「(来年は)年女の72歳なので72公演。『小さな努力の積み重ねだけが、とんでもないところに連れて行ってくれる』。byイチローです」と、先月に日本人初のメジャー殿堂入りを果たした球界のレジェンドの名言を借り意欲をみせた。
どんなに技術が進化しようとも「やっぱり『ゼロをイチにする』、発明する、発想するのは人間だとつくづく思っています」とユーミン。「新しい芸術とのハイブリッドで、逆に自分が人間だっていうことを自覚するし、それを感じ取ってもらえるものになるんじゃないか」と体温の通った音楽を届けることを誓った。(宮路 美穂)
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