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得意の「ゾンビゲーム」でロコ・ソラーレ3位以内確定 大逆転5連勝に藤沢五月「逆境に立たされてからの追い上げが私たちの強み」

スポーツ報知 / 2025年2月7日 6時0分

ロコ・ソラーレの藤沢五月

◇カーリング日本選手権 第5日(6日、神奈川・横浜BUNTAI)

 26年ミラノ・コルティナ五輪代表選考に関わる大会の2次リーグ(L)が始まり、五輪2大会連続メダルのロコ・ソラーレが決勝トーナメント進出を決め、五輪への道をつないだ。この日午前のチーム御代田戦を延長戦の末に7―6で勝利。夜のフォルティウス戦は最終第10エンド(E)で2点差をひっくり返す大逆転の7―6で制した。1次Lから5連勝となり、条件付きで2次Lに持ち越した成績は通算3勝1敗。これで大会3位以内が確定し、9月の五輪代表候補決定戦に進む権利を得た。フォルティウス、北海道銀行も突破し、1位が決勝、2、3位は準決勝に進む。

 「逆転のロコ」の真骨頂だ。4―6で迎えたフォルティウス戦の第10Eに一挙3点を奪って、土壇場で試合をひっくり返した。その瞬間、ロコ・ソラーレの4人は抱き合い、喜びを爆発させた。2次L突破も決まり、五輪切符に望みをつなぐための絶対条件だった今大会3位以上が確定。突破はコーチから知らされ、スキップの藤沢五月(33)は「逆境に立たされてからの追い上げが私たちの強み」と胸を張った。その姿にサード・吉田知那美(33)は「さつき1000%でした。本当にうそじゃなくて」と目を真っ赤にした。

 長い一日だった。この日午前、チーム御代田を延長戦の末、7―6で振り切った。夜に迎えたフォルティウスとの一戦は第1Eで1点を先制されると、有利な後攻だった第2Eでも1失点。難敵に主導権を握られた。大量失点の危機だった第3E。流れを変えたのは藤沢だった。自軍の石と相手の石のわずかな隙間をぬって円の真ん中に入れる“神ショット”で逆に1点をつかんだ。以降はピンチを切り抜け、第10Eの大逆転劇につなげた。吉田知は「私たちはゾンビゲームって言うんですけど、はい上がってくるのを得意とするチームです」と胸を張った。

 大会初日に黒星発進し、崖っぷちに立たされながらも、世界のトップと互角に戦ってきた底力を発揮。藤沢は「(五輪への)プレッシャーを考えるより、弱気になって負けるよりも、全力で自分たちらしい試合をして、負けたらそれでしょうがない」と軌道修正して1次Lから5連勝だ。

 ミラノ・コルティナ五輪開幕までちょうど1年前のこの日、大舞台への道筋をつくった。7日はフィロシーク青森戦。「全力で戦っている姿がロコ・ソラーレらしい姿。今、いい流れはつくれている」と藤沢。3大会連続の五輪へ戦い抜く。(松末 守司)

 ◆大会方式 1次Lは5チームずつのA、B組に分かれて総当たり戦を行い、上位3チームずつ(計6)が2次L進出。2次Lは各チームが1次Lで別組だった3チームと対戦し、1次Lの当該チーム間の成績と合わせて順位を決める。1位は決勝(9日)に進み、2位と3位は準決勝(8日)で当たる。

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