パリ五輪金メダルの男子体操・杉野正尭が右アキレス腱断裂 代表選考会を辞退も「僕の目標は途絶えていません」

杉野正尭

　体操男子のパリ五輪団体金メダルメンバーの杉野正尭（徳洲会）が７日、自身のＸ（旧ツイッター）を更新。右アキレス腱断裂をしたと発表した。

　杉野は「ご報告」と切り出し「先日、ゆかの練習中に右アキレス腱断裂をしました。ゆかを蹴った瞬間にふくらはぎ辺りが揺れ、瞬時にアキレス腱が切れたと感じることができました」と報告。現在は手術を終え、状態は安定しているようで「ここまで、滞りなく迅速に対応してくださった湘南鎌倉総合病院の先生方や看護師、事務の方々には感謝しかありません。また、受傷時の早急な処置や事後対応をしてくださった、トレーナー、コーチ、スタッフ、さらには選手の方々にとても感謝しています。ありがとうございました」と関係者へ感謝の言葉を口にした。

　また、出場予定であったアゼルバイジャンＷ杯と４、５月の代表選考会を辞退することも発表。「ここまで沢山の応援をしてくださった方、演技を楽しみにしてくださった方にはご心配とご迷惑をお掛けして申し訳ございません」と謝罪をした。

　続けて「しかし、アキレス腱が切れたからといって、僕の目標は途絶えていません。最大の目標である、ロサンゼルスオリンピックの団体２連覇に向かって一歩ずつ進んでいきます」と決意し「この怪我を乗り越えたからこそ見える景色を楽しみにしてこれからも精進して参ります　これからも変わらず温かい応援よろしくお願いします」とファンへ呼びかけた。