柔道女子の塚田真希監督 復帰戦控える角田夏実、阿部詩は「アイコン的存在」…代表監督初の海外遠征終え帰国
スポーツ報知 / 2025年2月7日 18時20分
柔道女子日本代表の塚田真希監督が7日、グランドスラム(GS)パリ大会から羽田空港に帰国した。昨年10月の就任後、初めて海外開催の国際大会で指揮を執った。「日本にいたらなかなか感じられない空気感がありました。今回、トレーニングキャンプにも参加してきましたが、各国の王者も参加していて、内容がいい。積極的に情報をキャッチしなければいけないとの緊張感にさらされましたね」と大いに刺激を受けた様子だった。
国際柔道連盟(IJF)は昨年12月に、2028年ロサンゼルス五輪に向け、17年から廃止の「有効」が復活となるなどの新ルールを発表。GSパリ大会が初適用だった。抑え込みは5秒で有効ポイントが入ることになった。また立ち姿勢で相手の袖口に指を入れて組み手を取ることや、帯から下をつかむ行為が脚の付け根のラインまでならば認められるなど、罰則が一部緩和された。
新ルールについて、塚田監督は「割と分かりやすいですね。しっかり組み合っているところをじっくり見るとか、『待て』の数がかなり減っているなという印象です。寝技もしっかり展開を見ていて、IJFの新ルール改正の思惑と、実際の現場で運用されているものが一致している印象を受けました」と感想を述べた。
その上で日本勢にキーポイントになってくるのは寝技と分析。「前体制の時から継続して女子柔道として取り組んでいる寝技はすごく鍵になると思います。今回、ちょっと苦いケースと、寝技で救われたケースと2つ経験してきたのですが、海外の選手も同じ状況の中でやってくるので、ディフェンスの部分もかなり慎重にやらないといけない点は課題になってくると思います」などと話した。
またアゼルバイジャンで14日から16日に開催されるGSバクー大会には、昨夏パリ五輪女子48キロ級金メダリストの角田夏実(SBC湘南美容クリニック)と、2021年東京五輪女子52キロ級金メダルの阿部詩(パーク24)がメンバーに入った。ともにパリ五輪以来の復帰戦となる。塚田監督は「女子柔道を盛り上げるアイコン的存在。他の選手たちもいろいろ吸収してほしい」と存在感に期待を寄せる一方で「ともにパリ五輪後の初戦になるので、状態に配慮しながら(サポートなどを)やっていきたいと思います」と気遣うコメントもあった。
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