【高校野球】ヤクルト・鈴木叶先輩が果たせなかった春1勝へ 常葉大菊川・町田稔樹が後継者名乗り
スポーツ報知 / 2025年2月8日 8時5分
常葉大菊川・町田稔樹捕手(2年)の目標は明確だ。2学年上のヤクルト・鈴木叶捕手(18)が「4番・捕手」として出場した23年のセンバツでは、初戦で専大松戸(千葉)に0―3で完封された。「叶さんの代は最初で負けてしまったので、まず1勝したい。その力になれれば」。甲子園で春夏を通じて7年ぶりの白星をつかみ取って、先輩超えを果たす。
1年生の秋、鈴木の後継者として先発マスクをかぶるようになった。二塁送球タイムは2秒0。ドラフト4位でプロ入りした先輩や全国レベルと比較すると、強肩とは言えないが、自身の強みは分かっている。
「叶さんになくて、自分にあるものをつくり出していけたらと考えています。投手の良さを引き出せるようになりたい」。秋季東海大会では、エース大村昂輝投手(2年)に「打たれたら俺のせいだから」と話すなどコミュニケーションを欠かさなかった。また試合前日は、日付が変わるまで相手の分析をする努力も重ねていた。
菊川が春夏を通じて唯一全国制覇した07年春の正捕手は石岡諒哉監督(35)だった。町田は昨年から当時の試合動画を見るようになった。準々決勝の相手はエースで4番を務める中田翔(現中日)を擁する大阪桐蔭。左腕・田中健二朗(現ハヤテ)とのバッテリーで主砲を3打数無安打1四球と封じ、8番打者だった指揮官は9回に中田から決勝二塁打を放った。
「石岡さんはあの時すごく分析したと聞いた。自分も頑張らないと」。偉大な先輩たちに刺激を受けながら、レベルアップを図っていく。(伊藤 明日香)
◆町田 稔樹(まちだ・としき)2007年11月15日、浜松市生まれ。17歳。地元の浜名小1年から浜名ヤンキースで野球を始める。浜名中時代は浜松ボーイズで全国大会に出場。174センチ、77キロ。右投右打。
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