【ラグビー】東京ベイ・バイレアが後半１９得点 新横綱・豊昇龍はクラスメートで「ビャンバっちと。優勝してすごい」

横浜戦でハットトリックの活躍を見せた東京ベイのＷＴＢバイレア（左＝カメラ・大谷　翔太）

◆ラグビー　リーグワン第７節　東京ベイ　３０―２２　横浜（８日、ニッパツ三ツ沢球場）

　一昨季王者の東京ベイ（旧クボタ）は、横浜（旧キヤノン）を３０―２２で下して５勝目（１分１敗）。後半にハットトリックを挙げ、ＰＯＭ（プレーヤー・オブ・ザ・マッチ）にも輝いたＷＴＢバイレアは「うれしいです」と、喜んだ。

　前半は３―１２のビハインド。後半にバイレアが躍動した。３分、１５次攻撃から右サイド２２メートル内でボールを受けると、猛然と相手の守り１人を弾き飛ばしてトライエリアへ。２０分にもトライを挙げて３点差に詰めると、２５分には味方のキックパスに反応してこの日３トライ目。さらにキック２本も決め、後半だけで１９得点。東京ベイの逆転勝ちに貢献し、フラン・ルディケ・ヘッドコーチは「ウィングとして、フィニッシュまで持っていけた」と評価した。

　トンガ出身で千葉・日体大柏高に留学。在学時は３年間、大相撲初場所後に新横綱に昇進した豊昇龍（立浪）とクラスメートだったという。豊昇龍の本名（スガラグチャー・ビャンバスレン）にちなみ「ビャンバっち、と」呼ぶ仲。寮生活も共にし、留学生同士で遊びに行くことも多かったと明かした。初場所について「見ていました。優勝して、すごいと思って」とバイレア。自身も昨年は日本代表のトレーニング合宿名簿にリストアップされ、体調不良で参加は出来なかったが桜のジャージーを目指す。同級生の活躍を刺激に「頑張ります」と、さらなる活躍を誓った。