【神戸】2年連続V逸で早くも目標の「全冠」逃す 武藤「危機感を持ってやらないと」
スポーツ報知 / 2025年2月9日 5時0分
2025年のJリーグ開幕に先駆け、昨季J1&天皇杯を制した神戸とリーグ2位の広島が対戦する富士フイルムスーパー杯が行われ、神戸が0―2で敗れた。26年からのシーズン移行に伴い、32回目の今回が現行制度では最後となる一戦。昨年のJ1最終節から先発10人を入れ替え、ほぼベストメンバーの広島に圧倒された。2年連続で今年最初のタイトルを逃したが、左膝の大けがからMF斉藤未月(26)が539日ぶりに公式戦出場。広島は鹿島の6度に次ぎ、歴代2位となる5度目の優勝を果たした。
神戸が早くも目標だった「全冠」を逃した。今季始動日だった1月8日に吉田孝行監督(47)が「取れるタイトルは全て取りに行こう」と選手に呼びかけたが、広島に0―2で完敗。「前半から消極的。一人一人のパワーが足りなかった」と潔く結果を受け止めた。
この日を含めた22日間で7試合という過密日程を考慮し、昨季のリーグ最終戦から主将のDF山川を除く先発10人を入れ替え。総合力の高さを示したかったが、広島の多彩なサイド攻撃に圧倒された。前半12分は右サイドからのクロス、後半25分も右CKを頭で合わせられたもの。途中出場のFW武藤は「上位に行くのも難しくなる危機感を持ってやらないと」と語気を強めた。
ただ敗れただけではなく、収穫もあった。左膝の大けがから539日ぶりに公式戦出場を果たしたMF斉藤だ。「妻や両親がいなければ、引退も考えていたくらい(の気持ち)になっていたと思う。サッカーをできる幸せを本当にかみ締めたし、次は、自分がサッカーで周りの人々を幸せにしたい」。アンカーの位置で先発フル出場。「キャンプを含めて一番(動きが)良かったし、もっとできるなという感覚を持てたのも大きい」とうなずいた。
前主将で精神的支柱でもあったMF山口がJ2長崎へ移籍。両サイドでプレーができ、正確なキックを持つDF初瀬も英2部・シェフィールドWに新天地を求めた。現時点で大きな戦力補強はないが、武藤とともに途中出場した元日本代表FW大迫やDFトゥーレルなど、選手層の厚さはJ1でも屈指だ。
次戦はACLE・上海海港戦(11日・ノエスタ)。吉田監督も「課題を修正して成長する。チーム状況を考えたら、そういうことも大事。ポジティブな面もある」と気持ちを切り替え、先を見据えた。リーグ3連覇、天皇杯連覇、ルヴァン杯にACLE制覇。王者に立ち止まっている暇はない。(森口 登生)
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