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【日本ハム】玉井大翔が新フォームで10球3人斬り 復活へ「しっかり腕が振れてフォークも落ちる」…紅白戦

スポーツ報知 / 2025年2月9日 7時5分

紅白戦2番手で登板した玉井大翔

◇日本ハム紅白戦(8日・名護)

 日本ハムは8日、1軍では今キャンプ初の紅白戦を行い、昨季1軍登板なしに終わった玉井大翔投手(32)が今季初の実戦登板。腕をやや下げた新フォームで、1イニングを3者凡退に抑えた。2019年には65試合に登板するなど、18~23年までは6年連続40試合以上に登板。ブルペンを支えてきた右腕が、完全復活へ確かな手応えを示した。

 やや下げたスリークオーターの位置で、玉井は気持ちよく右腕を振った。2回2死走者なし。外いっぱいへのカットボールで、清水のハーフスイングを誘う。空振り三振で3者凡退。最速143キロの真っすぐにカット、スライダー、フォーク、シュートを織り交ぜ、10球で3人を仕留めた。完全復活へ向け、完璧な今季初実戦に「取りあえず結果が出たところは良かった」と表情を緩ませた。

 昨季は腰痛の影響もあり1軍登板なし。6年連続40試合以上に登板してきた右腕にとって、苦しいシーズンだった。オフに入り、投手コーチとの話し合いでフォーム変更を決断。「コーチと話して、腕の振りやすい位置でという話だった。その中で特長が出ればいいなと。去年は登板がなく結果が出なかったってところで、スパッと決断できた部分もあります」。「何かを変えなきゃ」という思いで取り組んできた。

 フォーム変更の効果も感じている。「シュートもちょっと曲がりも大きくなった感じもしますし、各球種の軌道はちょっとずつ違ってきている。一番はしっかり腕が振れてるところですし、フォークも落ちるようになっている」とうなずいた。ブルペンで十分になじみ、腕の位置を意識せずに投げられるところまできている。「8割ぐらいはきてるんじゃないかなと思います」と習熟度にも自信を見せた。

 新庄監督も「ちょっと面白くなった感じがしますよね。それはもう必死に工夫しますよ、本人も。年齢も年齢だし、考えて投げるっていうところがまた面白いじゃないですか」と期待した。「やるしかない立場。ライバルはたくさんいるんで、食い込んでいけるように頑張りたい」と語った玉井。もう一度ブルペンの一角を、泥くさく奪いにいく。

(山口 泰史)

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