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J3沼津、最年長35歳元日本代表・FW川又堅碁が背中で引っ張る「いるメンバーで新しい沼津をつくっていく」…担当記者がキーマン紹介「里見が推す」

スポーツ報知 / 2025年2月9日 7時2分

沼津の若いメンバーを背中で引っ張る川又(中央)

 J3アスルクラロ沼津は16日にホーム・愛鷹で鳥取との開幕戦を迎える。昨季の主力選手が複数退団して迎える25年シーズン。184センチの長身で前線のターゲットになる、元日本代表FW川又堅碁(35)の得点力に期待だ。

  沼津は元日本代表MF伊東輝悦氏(50)が昨季で現役を引退。35歳の川又がチームの最年長選手になった。リーダーとしての意識が強くなったのでは、と思って質問してみた。その答えは「引っ張るというよりも、『まだまだできる』というところを見せたい。コンディションは日々上がっている。もっと高めていきたい」だった。

 自身の成長にフォーカスしているように聞こえる。だが後輩たちは、その一つ一つのプレーに注目している。「シュートもうまいし、クロスへの入り方も勉強になります」とMF鈴木拳士郎(28)。今季新加入したDF井出龍志(22)も「よく一緒にごはんに行っています。サッカー観や技術をできるだけ吸収したい。盗みたい」と目を輝かせる。川又の背中は自然体で仲間を引っ張っている。

 昨年5月の天皇杯県代表決定戦(対常葉大)で先発したときのプレーは印象的だった。相手DFの背後に抜け出す緩急をつけた動きや、最前線でのポストプレーには無駄がなかった。これが日の丸を背負ったストライカーのテクニックか、と目を奪われる存在感があった。

 昨季の攻撃の中心を務めたFW和田、MF津久井とMF持井が、このオフに移籍した。心配する声も多いが、川又は「それは毎年起きること」と意に介さない。昨年も、チーム得点王だったFWブラウンが移籍したものの、入団2年目の和田が11得点して攻撃を支えた。ベテランは「いるメンバーで新しい沼津をつくっていく」と冷静に前を見ている。

 昨季リーグ戦では、途中出場で流れを変える存在だった。今季、どんな形でピッチに立つのかは分からないが、スタンドを沸かせるプレーを必ず見せてくれるはずだ。

(里見 祐司)

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