リオ五輪４００Ｍリレー銀メダルの飯塚翔太が藤枝市で陸上教室…６度目世界陸上へ「不安なくトレーニングができている」

イベントでちびっ子を指導した飯塚（中央）

　陸上の２０１６年リオ五輪男子４００メートルリレーで銀メダルを獲得した御前崎市出身の飯塚翔太（３３）＝ミズノ、藤枝明誠高出＝が８日、藤枝市民体育館で行われた「みんなでチャレンジアカデミーｉｎ藤枝」の講師役を務めた。元パラリンピック日本代表で、昨年７月に現役を引退した藤枝市出身の佐藤圭太さん（３３）＝トヨタ自動車＝らと、親と児童合わせて約１５０人の参加者に陸上の楽しさを伝えた。

　五輪４大会連続出場のレジェンドが高校時代を過ごした藤枝でパワーをもらった。「親子でのイベントは珍しい。やっていて楽しかった」。質問コーナーではちびっ子から「好きなことはなんですか」と聞かれ、「庭園巡り。競技では速さを競っているので普段はスローライフを心がけている」と、意外な一面を披露した。

　９月に東京で開催される世界陸上出場が今年最大の目標だ。先月下旬から２月にかけて沖縄合宿を敢行。今月末から再び、同地で２次合宿を予定している。今季は２００メートルに絞る考えで、「ここ数年右膝痛に悩んでいたけど、今年は不安なくトレーニングができている」と、手応えをつかむ。オフのイベントも今回が最後。飯塚が通算６度目の世陸出場へ、シーズンモードに入っていく。

（塩沢　武士）