北海道銀行は延長戦に持ち込むも競り負けて悔し涙の準優勝 ミラノ五輪への道が途絶える…カーリング日本選手権

北海道銀行の山本冴（中）

◇カーリング日本選手権　最終日（９日、神奈川・横浜ＢＵＮＴＡＩ）

　女子決勝が行われ、北海道銀行がフォルティウスに７―８で敗戦し、準優勝となった。延長戦の末に競り負けて９月の五輪代表候補決定戦の出場権を逃し、２６年ミラノ・コルティナ五輪へ道が途絶え、悔し涙にくれた。

　第１エンド（Ｅ）から不利な先攻で１点スチールと好発進。第４Ｅは２点追加も、第６Ｅに３点の大量失点で３―５と逆転を許した。

　第７Ｅに１点、第８Ｅは１点スチールして５―５と追いついたが、第９Ｅに相手のドローショットが決まって２点失点。ただ、第１０Ｅはフォース・田畑百葉（ももは）が重圧のかかる最後のドローショットを決めきって２点追加で延長戦へ進んだ。第１１Ｅも粘ったが、不利な先攻で相手に得点されて、勝ちきることはできなかった。

　北海道銀行は平均年齢２２・２歳の若手チーム。前日の準決勝では、五輪２大会連続メダリストのロコ・ソラーレにコンシード勝ちするなど、抜群の勢いを見せつけていた。