５９歳吉川晃司 シンバルキック３度も決めた！ ３９回目の武道館で４０周年最終公演

４０周年記念ツアーを締めくくった吉川晃司（撮影：平野タカシ）

　歌手の吉川晃司（５９）が９日、東京・日本武道館でデビュー４０周年記念ツアー（２４か所２６公演）の最終公演を行い、計７万人を動員した。

　“晃司コール”を全身に浴びながら、ソロでは３５回目、「ＣＯＭＰＬＥＸ」時代も含めると３９回目の武道館に酔いしれた。「全会場で満員御礼、ありがとう！　こんなにうれしいことはないね。笑顔でみんなと会えることがうれしい。声出して、俺と一緒に踊って、筋肉痛になって帰ってほしい」と白い歯を見せた。

　今年８月１８日に還暦を迎える吉川だが、「音楽は良いね！　７０歳になっても、８０歳になっても、歌って踊るよ。でも、俺一人でやってもしょうがないから、みんなもついてきてくれよ！　武道館１００回目まで行くぞ！」と高らかに宣言し、１万人のファンを熱狂させた。

　吉川は昨年１月、外傷性白内障の手術を受けた。医師から激しい運動は注意するよう通告されたが、ライブでは、２メートルを超える頭上につるしたシンバルを右足で蹴り上げる“代名詞”のシンバルキックも披露。ライブ開始早々からチャレンジし、合計３回のキックを成功させると、会場は大盛り上がり。半年後には６０歳とは思えないムキムキの肉体で、キレキレのステップとダンスでも魅了した。

　ライブでは代表曲「ＬＡ　ＶＩＥ　ＥＮ　ＲＯＳＥ」「Ｙｏｕ　Ｇｏｔｔａ　Ｃｈａｎｃｅ～ダンスで夏を抱きしめて～」など２２曲を披露し、約２時間３０分のライブを完走した。ライブ終盤には「肩がパンパンで衣装がきつい」とぼやいていたジャケットを脱ぎ捨て、パンプアップした肩と二の腕を見せつけていた。

　１月１８、１９日に予定していた２公演は、吉川の食中毒による体調不良により、５月に延期となっている。（増田　寛）