首都圏初開催のカーリング日本選手権に実行委員長「成功と言って良い」当日券の問い合わせは「毎日来ていた」

男子決勝戦のあと、拍手を送る観客ら（カメラ・宮崎　亮太）

　首都圏、アリーナで初開催となったカーリング日本選手権（神奈川・横浜ＢＵＮＴＡＩ）は、全８日間の日程が幕を閉じた。女子はフォルティウス、男子はＳＣ軽井沢クが優勝した。

　閉幕後に取材に応じた大会実行委員長の酒巻智氏は「（大会は）成功と言って良いと思います」と笑顔を見せた。「日本で、これだけ大勢の方に見ていただくカーリングは初めてです。そうなったときの化学変化を感じました。ナイスプレーをしたときの観客の大声援、大拍手。失敗しても『あ～』っていう言葉の後に大きな拍手。我々が思っている以上に、観客の皆さんはカーリングのことをわかっているというアクションがありました。楽しんでいただけたという感覚も得ることができました」と話した。

　約２０００席の観客席のチケットは、全８日間が開幕前に完売。今回、当日券の販売はなかったが「問い合わせは毎日のように来ていました」と酒巻氏。今後は、販売方法についても「考えていかないといけない部分もあると思います」と生かしていく。