８人５三振デビューの巨人・石川達也 清水隆行氏が指摘する次に「見ていきたい」ところ

シート打撃に登板した石川達也（カメラ・今成　良輔）

　巨人に新加入した石川達也投手（２６）＝ＤｅＮＡ＝が９日、サンマリンスタジアム宮崎で行われたシート打撃に初登板し、打者８人に対して圧巻の５三振を奪った。計２１球で１安打に抑え、開幕１軍へ猛アピールした。力強い直球に打者のタイミングを外すチェンジアップが効果的だった。

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　石川が大事な“巨人初登板”で大きな可能性を示した。両サイドにきっちり真っすぐを投げ切れていて、チェンジアップの抜けも良かった。のべ８人の打者と対戦して初球からボール、ボールと続いたのも岸田の打席だけと、制球もまとまっている印象だ。新天地での最初の実戦形式で、周りもどんな投手かと注目していただろうが、いいスタートが切れたと思う。

　この日は味方との対戦とあって、外角中心の配球だった。対外試合となっていった時にどれだけ内角を突けるのか、特に左打者に対しての攻めを見ていきたい。（野球評論家・清水隆行）