巨人の戸郷、山崎が隣同士のブルペンで“共演"「お互いがしのぎ合っていけば強くなっていく」

そろってブルペン入りした戸郷翔征（左）と山崎伊織（カメラ・今成　良輔）

　開幕投手候補の巨人・戸郷翔征投手（２４）と山崎伊織投手（２６）が９日、隣同士で静かに火花を散らした。今キャンプでは初めて並んでブルペン投球。「僕が投げた横に戸郷が来ただけです」と笑顔で明かした山崎はテンポ良くキレのある球を投げ込み、戸郷は新球カットボールを交えながら力投した。開幕投手に名乗りを上げている両右腕が競演し、ブルペンは熱気を帯びた。

　刺激し合うことでさらなる高みが見える。３年連続で１２勝を挙げている戸郷と、２年連続で１０勝を挙げている山崎。投手陣の柱である２人が大役をより高い水準で競い合うことで、お互いの成長が加速することは間違いない。２年連続の開幕投手を狙う戸郷は「伊織さんもいいライバル。お互いがしのぎ合っていけば、ジャイアンツも強くなっていく」と語る。１席しかない開幕の座を目指してハイレベルな争いを続けていく。（宮内　孝太）