山本由伸を復活させた人気者「キケ」がドジャースと単年で再契約 本人がＳＮＳで自ら“発表”

ドジャースとの再契約を伝えるＭＬＢのインスタグラム（＠ｍｌｂ）より

　ドジャースからＦＡとなっていたＥ・ヘルナンデス内野手（３３）が９日（日本時間１０日）、ド軍残留を自身のＳＮＳで“発表”した。

　球団４年ぶりにワールドシリーズを制した昨季のドジャースの名場面を１分４秒にまとめた動画とともに「Ｗａｌｋｉｎｇ　ｔｈｒｏｕｇｈ　ｔｈｅ　ｏｐｅｎ　ｄｏｏｒ（開け放たれたドアをくぐり抜ける）」と投稿。これを受け、米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」でド軍番記者のＦ・アルダヤ氏が自身のＸに「キケ・ヘルナンデス、身体検査を待ってドジャース復帰に合意。キケ・ヘルナンデスが一番乗り（で伝えた）」と投稿した。同記者によると、１年契約だという。

　「キケ」の愛称を持つ人気者は昨季、１２６試合で打率２割２分９厘、１２本塁打、４２打点。内外野をハイレベルでこなすユーティリティー選手で、ポストシーズンで無類の強さを見せるなど数字以上の勝負強さを兼ね備える。ファンからの人気も抜群。パドレスとの地区シリーズでは第１戦で打ち込まれた山本由伸投手（２６）を遠征中にカフェに誘い、約２時間の会話で立ち直らせるなどチーム内での存在感もあった。

　本人も球団側も再契約を望んでいただけに、円満な結果となった。大谷翔平投手（３０）、山本らを補強した昨オフに続き、今オフも佐々木朗希投手（２３）、スネルら超大型補強を進めるドジャース。次なる“補強”は通算２１２勝のレジェンド左腕・カーショーとの再契約になるだろう。