鈴木誠也は「ほとんどの日でＤＨ」 カブス監督が今季の起用法説明 外野の３ポジションは鉄板

鈴木誠也

　カブスが９日（日本時間１０日）、メジャー３０球団最速で始動した。米アリゾナ州メサの球団施設でバッテリー組の春季キャンプ初日を迎え、渡米２年目の今永昇太投手（３１）らが汗を流した。

　野手組の鈴木誠也外野手（３０）は１４日（同１５日）からスタートするが、この日カウンセル監督が改めて鈴木の今季の起用法について言及。「タッカーがライト、イアン（ハップ）がレフト、ピート（クルーアームストロング）がセンターを守るので、誠也はＤＨになる。ほとんどの日で。ただ、もう一度言うが、今日はまだ２月９日だ。変わることもあるかもしれない」と説明した。

　指揮官は「誠也は昨年素晴らしい仕事をしてくれた。特にシーズンの最後の２か月にね。誠也と話したので、彼がフィールドでプレーしたい（守備に就きたい）ことは知っている。だからＤＨは彼のポジションだとは言い切れないが、まだ２月９日なので、それは心配することではなく、（チームにとって）いい問題だと思う。それに彼はそこ（ＤＨ）で昨年たくさんのいい結果を出した」と話した。

　カ軍は３月１８、１９日に東京Ｄでドジャースとの開幕シリーズを戦うため、予定を繰り上げて他球団より早めの始動。一方、大谷翔平投手（３０）、山本由伸投手（２６）、マイナー契約で招待参加となる佐々木朗希投手（２３）が所属するド軍のバッテリー組は１１日（同１２日）にキャンプインする。カウンセル監督は昨季リーグ３位の１５勝、防御率２・９１をマークした今永に関して「昇太は日本で投げる。それは義務だと思う。他に選択肢はないだろう」と早くも内定を通知。山本と“開幕投手対決”になる可能性もある。