「ＺＡＲＤ」３５周年のメモリアルイヤーに新企画続々 アコースティックライブや写真集、インタビュー本も

２００７年５月に亡くなったZARD・坂井泉水さん。３５周年イヤーを迎えた。

　歌手・坂井泉水さん（０７年死去、享年４０）を中心に結成された音楽ユニット「ＺＡＲＤ」のデビュー３５周年（２０２６年）の企画第１弾となるリクエストベストアルバム「ＺＡＲＤ　Ｂｅｓｔ　Ｒｅｑｕｅｓｔ　～３５ｔｈ　Ａｎｎｉｖｅｒｓａｒｙ～」が１０日にリリースされた。

　「ＺＡＲＤ　３５周年ＹＥＡＲ」と銘打ったメモリアルイヤーの幕開けを飾る１枚。ＺＡＲＤのデビュー曲「Ｇｏｏｄ―ｂｙｅ　Ｍｙ　Ｌｏｎｅｌｉｎｅｓｓ」から全期間にわたってレコーディングエンジニアを務めた島田勝弘氏がリマスタリングを務め、ファンの投票で選ばれた３５曲が収録されている。６月にはＺＡＲＤとしては初となる有観客アコースティックライブを開催することも決定。会場は大阪・横浜・東京の各ビルボードライブで、バンドライブとはまたテイストの異なるアレンジでＺＡＲＤの名曲が堪能できそうだ。

　さらに３５周年記念写真集「ＺＡＲＤ　―ＭＯＮＯＣＨＲＯＭＥ―【モノクローム】」「ＺＡＲＤ―ＣＯＬＯＲＳ―【カラーズ】」の発売も決定。未公開写真を含む、坂井さんのショットがモノクロとカラーでそれぞれ収録されており、写真展の開催も予告されている。

　また、ＺＡＲＤとゆかりのある人々の証言をまとめたインタビュー本「ＺＡＲＤ／坂井泉水　～君に逢いたくなったら…～」をそれぞれ発売することも決定。デビューの頃から親交の深かった大黒摩季らアーティストの証言のほか、マネージャーらスタッフ陣のインタビュー。またプロデューサー・長戸大幸氏の３万字を超えるロングインタビューが収められた。

　３５周年に向けてのメモリアルイヤーを記念し、１年間限定で、会報誌発行形式のオフィシャルファンクラブ「ＷＥＺＡＲＤ　３５　ｌｉｍｉｔａｔｏ」が２月より正式発足。３５年の時を過ぎても輝き続けるＺＡＲＤの魅力を改めて実感する１年になりそうだ。