33年目のJリーグは「6分の差」を埋められるか “欧州並み”の強度へファウル判定基準の変化に着手
スポーツ報知 / 2025年2月10日 18時20分
Jリーグは10日、東京都内でJリーグ開幕イベントを開催した。冒頭であいさつした野々村芳和チェアマンは「次の30年で世界のトップ水準のリーグに」という目標の下、ピッチでは「コンタクト(接触)の強さと深さ」の向上と、「アクチュアルプレーイングタイム(試合の中で実際にプレーが動いている時間)」の増加を目標に掲げた。
Jリーグが長年抱える問題が、欧州と比較した際の強度不足だ。正当なはずのチャージでも、過度な力が加わればファウルを取られることもあり、外国籍選手が不満を訴えるシーンは多かった。昨夏、ドイツから10年ぶりに浦和に復帰した元日本代表MF原口も「欧州の感覚では(正当に)当たって取ったのに、(笛を)吹かれるシーンは非常に多かったので、どうやって取ったらいいんだ、と思ったこともある」と昨季のジレンマを明かしていた。
ファウルで試合が止まればアクチュアルプレーイングタイムは短くなる。昨季のデータではイングランドの58分に対し、J1は52分と6分も短い。スペインからFC東京へ復帰したMF橋本は「僕はスペインにいたので、ボールを大事にするチームが多いので、プレー時間も長かったですし、球際だったりフィジカルも激しいリーグだった。(球際)激しくいくところは自分の持ち味なので、それを多くファウルで止められてしまうと、なかなか良さも生きない。海外基準でやっていけるのは、すごくいいことだなと思います」と歓迎した。
もちろん、悪質なファウルに対しては、これまでと同じ基準で判定されるが、ファウルが減ってアクチュアルプレーイングタイムが伸びれば、よりファンにとっても刺激的な試合となる。さらに強度の高い試合でのプレーが続けば、選手たち、そしてJリーグ自体のレベルアップにもつながる。世界基準に追いつき、迫力ある試合を作り上げるために「審判のジャッジがすごく大事になる。世界の標準に近づけていく」と野々村チェアマン。選手、スタッフにも判定の基準を周知し、より激しく、そしてエキサイティングなJリーグを作り上げることを誓っていた。
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