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阿部監督、初視察の3軍に100分間滞在→弾丸移動も紅白戦では野手7失策に… 

スポーツ報知 / 2025年2月12日 5時20分

午前中、3軍キャンプを視察した阿部監督(右)は野手の打撃練習をチェックした(カメラ・岡野 将大)

 巨人の阿部慎之助監督(45)が11日、超弾丸移動で1~3軍を総チェックした。午前は1、2軍キャンプ地から片道約40キロ、車で約40分の都城で3軍キャンプを視察し、育成選手に熱血指導。正午からのサンマリンスタジアムでの紅白戦開始から逆算してギリギリまで滞在した。紅白戦では野手の7失策に「ぶっ飛ばせるならぶっ飛ばしたい」と鬼の目で課題を指摘。フットワークも軽くチームの現状を把握した。

 時計の針を気にしながら熱血指導した。まだ時間がある。阿部監督は3軍視察の最後に三塚を呼んで球場のバックネット前でティー打撃を課した。身ぶり手ぶりで全身が反り返るほどのフルスイングで打つよう指令。左の長距離砲は一球ずつ大声を出して強振した。「いろんなことを知れて良い時間だった」と指揮官。約100分間の滞在で投打の金の卵を目に焼きつけ、午前11時5分に球場を後にした。

 この日は1、2軍が正午から紅白戦。試合前練習をコーチに託し、「普段なかなか3軍を見ることもないので」とスタッフが運転する車に約40分揺られ、3軍キャンプ地を今季初めて訪れた。ブルペンでは育成選手の鴨打、吉村、花田、ドラフト4位右腕の石田充らをチェック。野手では田上らにも強振を指示した。

 普段から駒田3軍監督とリモートミーティングも行って情報共有する中で「育成選手にもチャンスをあげたい」と話している。片道約40キロで往復80キロ。弾丸移動となっても、3軍の状況を直接見て確認するために動き回った。1軍監督の電撃訪問に、支配下昇格を目指す背番号3ケタの若手は猛アピールしようと目の色を変えて汗を流した。

 紅白戦の会場・サンマリンスタジアムに戻ったのは開始15分前。休む間もなく1、2軍の若手の今季初実戦に目を光らせた。ベンチに入らず、食堂で久保巡回投手コーチとテレビ観戦。「久保さんが一緒に横にいて、投手のこととかいろいろ話を聞けて勉強になった」。普段と違う角度のセンターからの映像で先発候補の西舘、又木、横川、田中瑛らの好投を見届けた。

 野手では両チーム計7失策と課題も確認した。新人の石塚、浦田、荒巻の3失策はプロ初実戦の緊張や硬さも要因と考えられるが、一塁・秋広の悪送球、三塁・増田陸と右翼・フルプの飛球捕球ミス、右翼・浅野のファンブルはいずれも防げるプレーだった。守りを重視するだけに「凡ミスが多いからね。そこをどう自分で反省してやらないようにするか。ぶっ飛ばせるならぶっ飛ばしたいけど。できないから自分で考えるしかないよね」と厳しいコメントで修正を求めた。

 「若い選手が出てきてくれたら」と突き抜けて飛躍する選手の台頭を求めている。強行日程で3軍から1軍まで総点検し、可能性を秘めた若手の現状をインプットした。(片岡 優帆)

伊藤園イベントで河津桜植樹

 〇…阿部監督が紅白戦後、サンマリン宮崎横で伊藤園「お~いお茶 わたしの街の未来の桜」プロジェクトのイベントに参加。大きく成長するまで約5年かかる河津桜を植樹した。

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