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【中日】今季初実戦で開幕相手のDeNAに完敗…電撃視察した阪神・岡田彰布氏からはダメ出しも井上一樹監督に悲観なし

スポーツ報知 / 2025年2月12日 5時0分

8回、選手交代を告げベンチに引き揚げる井上一樹監督 (カメラ・馬場 秀則)

 中日・井上一樹監督(53)が11日、ダメ出し付きの「初黒星」を持ち帰った。開幕カードで対戦するDeNAと今季初の対外試合を行い、8安打しながら0―4で完封負け。「甘いかもしれないけど、盗塁やセーフティーバントとか、やろうとしてることが見えた点では、評価したい」と悲観しなかった新指揮官にとって、背筋が伸びる「来客」もあった。

 午前10時半すぎだった。阪神の岡田彰布オーナー付顧問(67)が視察に訪れた。「ドラゴンズをどう思ってましたか?」「何がダメですか?」。約30分、日本一を経験したライバル球団の前監督に熱烈な“取材”。ユニホームを正してベンチに戻ると、サインなしの「選手ファースト」で戦況を見守った。

 相手は昨年まで4年連続で負け越している日本一軍団。7回まで毎回、得点圏に走者を進めたが、あと一本が出なかった。14残塁の拙攻。試合途中で球場を後にした岡田顧問には「何かを変えようとしているのは分かるけど、ここ(試合内容)では見えんわな」とチクリと刺された。

 3年連続最下位からの再建を託された井上監督。まともにダメ出しを食らった形だが「有意義な時間だった」とあくまで前向きだ。「采配する時に思い切れる場面なのか、とどまる場面なのかってところの考えがリンクしていた」。自身は監督1年目。球界の大先輩と2人きりで対話し、共通の価値観や考え方があることを収獲にもした。

 キャンプではアップ前に日替わりで選手に目標をスピーチさせ、自らの「地獄ノック」によって鍛え上げている。個々が野球少年のように声を張り上げ、ボールを呼ぶ雰囲気。初陣を飾ることはできなかったが、確かにチームは変わろうとしている。「いい悪いは1年が終わっての結果。結局は、選手がどれぐらいついていくかやろうな」と岡田顧問による「宿題」をクリアできるかどうか。井上竜に注目だ。(森下 知玲)

 ○…村松が自身初の開幕スタメンへアピールに成功した。DeNA戦に「2番・遊撃」で先発出場し、2安打と好発進。井上監督から第1クールの「野手MVP」に選ばれた3年目は「打席での感覚は悪くなかった」とうなずいた。初回に石田裕から中前へ運び、3回には右前打。昨年まで4年連続で負け越し、開幕カードでもぶつかる相手だけに「対策を練って、悪いイメージを取りのぞけるようにしたい」と気合十分だった。

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