主演女優賞・河合優実、“ふてほど共演”小泉今日子の「また共演できる日が」に笑顔満開…ブルーリボン賞授賞式

河合優実（左）と小泉今日子（カメラ・宮崎　亮太）

　東京映画記者会（スポーツ報知など在京スポーツ７紙で構成）が選ぶ「第６７回（２０２４年度）ブルーリボン賞」の授賞式が１２日、都内で行われ、「あんのこと」（入江悠監督）、「ナミビアの砂漠」（山中瑶子監督）で主演女優賞に輝いた河合優実（２４）がシックな黒のロングドレスで登壇した。

　２１年度の新人賞以来、３年ぶりの受賞。３年前はコロナ禍で中止となったため今回が自身初の授賞式出席となった。

　緊張した表情でマイクの前に立つと「このたびは大変な賞をありがとうございます。新人賞の時はコロナ禍で授賞式がなかったので、この場に来られたことをすごくうれしく思っています」と、やっと笑顔を見せた。

　「個人にいただいた賞ではあるんですけど、本当に作品との出会いがすべて導いてくれたことだと思っていて。２本を本当にみんなで同じ志（こころざし）で作れたことが、とても今の自分に勇気を与えてくれているなと思ってます。自分のこと、いろいろなことを信じるのが難しい時というか、そんなことがたくさん起こってるなと思うんですけど、それでもなんとか映画を通して届けるということをやりたいなと思っているので、これからも楽しんでやっていきたいと思います」と話した河合。

　ここで前年の主演女優賞受賞者として司会を務める吉永小百合が「監督から河合さんに祝福のコメントを」と促された入江悠監督が祝福の言葉を述べると笑顔が満開に。

　さらに吉永が「昨年、河合さんはＣＭで小泉今日子さんの名曲の『なんてったってアイドル』をカバーされて。ドラマの『不適切にもほどがある！』（ふてほど）では、小泉さんとの共演シーンはなかったんですけれども、今日、小泉さんとは初対面ですね。せっかくなので、２人で、中央で」と助演女優賞の小泉とのツーショットを“リクエスト”した。大拍手の中、笑顔で隣に進み出た小泉に大テレの河合。

　吉永の「キョンキョンからエールを」という言葉に小泉が「コマーシャルが流れた時、とってもうれしかったですし、『ふてほど』ではお会いできなかったけど、純子の演技を楽しく、ずっと見てました。また共演できる日が来ると思うんですよね」と言うと、「ありがとうございます」と深々と頭を下げた河合。夢の「ふてほど」コンビの実現に場内は大きな拍手に包まれた。