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大谷翔平、新加入・金慧成に韓国語で一言 メジャー8年目の余裕とドジャース2年目の自覚 

スポーツ報知 / 2025年2月13日 0時45分

キャッチボールをする、ドジャース・大谷翔平(カメラ・安藤 宏太)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)、山本由伸投手(26)、佐々木朗希投手(23)が11日(日本時間12日)、キャンプ地の米アリゾナ州グレンデールの球団施設で初めてそろい踏みした。約1か月間使用するクラブハウス内のロッカーも3人が並び、大谷も“兄貴分”として佐々木ら新加入選手が溶け込みやすい雰囲気を作り出した。当初、キャンプインの予定が急きょ12日(同13日)に1日先延ばしになるというドタバタもあったが、球団史上初のワールドシリーズ連覇へ、“侍トリオ”が始動した。

 ドジャースの“侍トリオ”がそろい踏みとなった。キャンプ地グレンデールに大谷、山本、佐々木が姿を見せた。この日はグラウンドでは動きを共にすることはなかったが、クラブハウス内には3人のロッカーが並び、練習の合間には談笑した。23年3月のWBC日本代表で頂点に立って以来のチームメートとなった3人が、世界一連覇への原動力となる。

 3人の中で最も早くアリゾナ入りしていたのが、“長男”の大谷。この日も壁当て、キャッチボール、下半身の強化などで黙々と汗を流した。キャッチボールの最後には、座った相手に変化球を交えて13球。切れ味鋭いスライダーも投げ込んだ。帰宅時には報道陣に「お疲れ様でした!」とさわやかな笑顔を見せた。

 心境は1年前と大きく異なっている。ド軍1年目だった昨季。「新しいチームなので、本当に1年目のつもりで、まずは環境に慣れる、チームメートに慣れることが最優先」と話すなど、探りながらキャンプに入った。周囲は知らない選手やスタッフばかり。リハビリの過程でキャッチボールすらできず、打者の調整だけに専念した。その経験を踏まえ、積極的に“新顔”が溶け込みやすい空気を作り出した。佐々木だけでなく、韓国から新加入の金慧成(キム・ヘソン)にも韓国語で「かっこいい」を意味する言葉をかけた。“兄貴分”としての振る舞いが、何よりのサポートになる。

 山本はブルペンで投球練習、佐々木もキャッチボールを行うなど3人は順調に滑り出したが、チームはドタバタの一日となった。当初はこの日がファースト・ワークアウト・デーとしていたが、午後になって球団広報部長は12日(日本時間13日)がキャンプ初日になると発表。当初10日に予定されていた身体検査が11日に変更されたことで、スケジュールが1日先延ばしとなった。

 見学に来たファンは午前8時頃から列を作っていたが、開門されずに入場できず。全体練習は行わず、キャンプ中は毎日行われるロバーツ監督の会見もなし。前日10日にもキャンプ初日を「11日」としていたド軍広報だったが、この日広報部長が「連絡の行き違いがあった」と陳謝した。

 12日は仕切り直しで、“正真正銘”のキャンプイン。2度の右肘手術を乗り越え、二刀流復活を懸けたシーズンが始まる。ベッツは「翔平がどんなことができるか知っているし、彼は翔平であり続けるだろう」と、完全復活を信じて疑わなかった。3月18、19日にはカブスとの開幕シリーズが東京Dで控えている。メジャー8年目、ド軍2年目の余裕すら見られた“初日”。何度も常識を覆し続けてきた二刀流への挑戦が、リスタートする。(安藤 宏太)

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