1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

デヴィ夫人、85歳「政界に一石」今夏の参院選に出馬模索 日本初の犬猫の保護に特化した「12平和党」設立

スポーツ報知 / 2025年2月13日 6時30分

参院選出馬の意向を表明したデヴィ夫人、新党の堀池宏共同代表(カメラ・樋口 智城)

 タレントのデヴィ夫人(85)が12日、今夏に行われる参院選に比例代表で立候補する意向を表明した。この日、自身が代表に就任する新党「12(ワンニャン)平和党」の設立記者会見に出席。現在のインドネシア国籍から日本国籍へと変更する手続きを進めていることを明かし、申請が受理された場合に出馬すると明言した。また、新党は日本初の犬猫の保護に特化した国政政党を目指すと述べ、参院選に向けて20~30人程度の候補者を擁立する意向も示した。

 都内ホテルで行われた新党「12平和党」の設立記者会見。党のイメージカラーでもある水色のスーツに身を包んだデヴィ夫人は「わたくしは、人と犬猫を共生できる社会を目指しております」と党設立の理念を語り始めた。「政策の一丁目一番地は、犬猫の食用禁止の明確な法制化」とし「なかなか政治家の方に働きかけても進まない。自らが立ち上がらねば」。85歳で目指す政界進出への思いをしっかりとした口調で述べた。

 自身の出馬については「いまインドネシア国籍ですが、日本人に戻る帰化申請をしています。審査が受理され次第、比例代表から立候補しようと思っています」と明言。「帰化はインドネシア国民が悲しむかもしれない」とジレンマを吐露しながら「わたくしは戦争やクーデター、動乱などさまざまなことを経験してきました。その集大成として、政界に一石を投じようと思いました」と参院選への決意を口にした。デヴィ夫人はもともと動物愛護などの社会貢献活動に熱心で、2005年にはNPO法人を設立。11年の東日本大震災では動物保護施設を訪問。政府関係では動物愛護法改正などを訴える講演や陳情もたびたび行っている。

 新党は、日本初の犬猫の保護のみのワンイシュー(一つの政策課題のみ)に特化した政治団体。ほかに犬猫のブリーダー免許制、教科書に犬猫愛護を盛り込むなどの政策を掲げている。同党の共同代表を務める堀池宏氏(65)は世界愛犬連盟の創設者で「トランプ大統領、イーロン・マスク氏も親交があります。彼らの応援のみならず、連携して犬猫のため戦いたい」とビッグネームを出しながら意気込んだ。

 今後は国政政党を目指し、今年7月の参院選に向けて候補者を擁立する。昨夏の都知事選で石丸伸二氏の善戦に関わった、選挙対策委員長の藤川晋之助氏は「20~30人出したい。うち、10ぐらいは愛犬家の多い大都市の選挙区で立候補できれば」と目算。「参院選で大きな台風になる。2~3議席、できれば5議席を取りたい」と自信を見せた。デヴィ夫人を含めた3人の出馬が決まっているといい、残りは公募などで選定していくという。(樋口 智城)

 ◆ラトナ・サリ・デヴィ・スカルノ 1940年2月6日、東京都生まれ。85歳。19歳の時、インドネシア・スカルノ大統領と出会い、後に結婚。27歳で長女・カリナさんを出産。パリの社交界では「東洋の真珠」とうたわれた。その後、米ニューヨークへ移住し、60歳からは日本に居住。慈善活動を行う傍ら、タレントとしても活躍している。ペット好きで知られ、公式ブログによると犬を17匹飼っていたことも。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください