中日・金丸夢斗に１軍キャンプ“一日体験”プラン…井上監督視察で絶賛「刺激にもなる」

井上監督の前で投球練習する金丸（カメラ・馬場　秀則）

　中日の井上一樹監督（５３）が１２日、ドラフト１位・金丸夢斗投手（２２）＝関大＝のブルペン投球に熱視線を送り、１軍キャンプの“一日体験”を提案した。沖縄・読谷の２軍キャンプを視察。ブルペンで、伸びのあるボールがミットに吸い込まれると、笑みをこぼしてうなずいた。「１、２日ぐらいは北谷の１軍練習に参加するのもいいかな。１軍の雰囲気を味わわせれば、刺激にもなる」と説明した。

　金丸は捕手を座らせて４１球。この日は、スプリット、カーブの変化球も解禁した。昨春に発症した腰痛の影響で読谷スタートとなった左腕だが、遅れを感じさせない仕上がりに指揮官は「北谷のブルペンでいろんな選手の投球を見てるけど、それ以上の評価」と絶賛した。

　「いつ呼ぶかは俺の気まぐれ。“シェフの気まぐれサラダ”みたいなもの」とニヤリ。“じっくり調整プラン”のため、今キャンプ中に１軍に合流させる可能性は低いが「３月中に、打者に投げる感じで」と青写真を描いた。（森下　知玲）