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「FRUITS ZIPPER」なぜブレイクしたのか? アイドル経験のプロデューサーが押し出した「万国共通の言葉」

スポーツ報知 / 2025年2月13日 10時30分

自身もアイドルだった木村ミサさん(カメラ・松下 大樹)

 女性7人組「FRUITS ZIPPER」らが所属するアイドルプロジェクト「KAWAII LAB.(かわいい・ラボ)」が音楽界に新風を吹かせている。

 プロジェクト第1弾として誕生した「FRUITS―」が「わたしの一番かわいいところ」でブレイク。2023年に日本レコード大賞最優秀新人賞に輝くと、昨年は日本武道館公演を2日間開催した。昨年、デビューした「CUTIE STREET(キューティーストリート)」もSNSを中心にデビュー曲「かわいいだけじゃだめですか?」が流行中。音楽番組にも引っ張りだことなっており、大きな注目を集めている。

 ブームの火付け役は「KAWAII LAB.」のプロデューサーを務める木村ミサさん(34)。17年までアイドルとして活動した後、「アイドルになる前からアイドルに関わる仕事をすることが夢の一つだった」と22年にプロジェクトを設立。約3年間で「FRUITS―」など4つのグループを手がけた。

 プロジェクト設立当時はコロナ禍の真っただ中。SNSに注力せざるを得ない状況で、あらゆる投稿に「かわいい」のワードが入った曲を押し出したことが多くの人の印象に残った。「『かわいい』というワードがあった方が、投稿する時に自分をより引き立てることができる。SNSはどこでバズるか分からないですけど、『Kawaii』は万国共通の言葉になってきていますし、広まりやすいのかなと思いました」。暗いニュースが多い中、自己肯定感を上げるような歌詞だったことも功を奏した。

 さらに、メンバーを明確に色分けしたこともブレイク要因の一つ。「最初は淡い色を使う傾向にあった」というが、「FRUITS―」がSNSで話題を集め出したタイミングで「『この子は何色だ?』って色や髪形で判断している人を見た。初見の人にとっては、視覚の印象が大事なんだなと実感しました」と方針転換。濃い色遣いを意識し、スピーディーな新規ファンの獲得につなげた。

 「KAWAII LAB.」のテーマは事務所を構える原宿から世界へ「かわいい」を発信すること。「K―POPが盛り上がってる中で、日本のアイドルも違う良さがあると思っている。その良さを世界に広げられる存在になることが大きな夢です」。カラフルアイドルが巻き起こす「かわいい」ブームは、まだ序章にすぎないのかもしれない。

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