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J2札幌のDF朴珉奎 プレーも日本語力も向上中「チーム一丸となって昇格するのが第一」

スポーツ報知 / 2025年2月13日 5時35分

利き足の左でクロスを上げる朴

 J2北海道コンサドーレ札幌DF朴珉奎(29)が、2年目の適応力を生かし、中核を務め抜く。熊本キャンプ中の札幌は12日、大津町でオフ明けの練習を再開。朴は全体練習後もダッシュを繰り返すなど、精力的に動いた。昨年7月に加入して14試合に出場するも、チームは降格。責任を感じて残留を決断した今季、毎日1時間勉強した日本語も駆使し、周囲とのコミュニケーション力を向上させている。努力の成果をピッチで発揮し、より高レベルのプレーを見せにいく。

  降りしきる雨の中、朴が最後まで走り続けた。全体練習後、MF高嶺主将らとともにピッチ横でダッシュを繰り返し、開幕・大分戦(16日、クラド)に備えた。「状態は80%くらいまで上がってきている。あとは練習を積み重ねながら、もっと上げていきたい」。笑顔で順調ぶりを口にした。

 昨年7月に加入した朴にとって札幌での初キャンプ。「普段から話して取れたコミュニケーションはグラウンド内にも表れる。最初から一緒にやれているのはプラス」とうなずく。成果をよりプレーにつなげるために、日本語の上達に余念がない。12日も日本語で「毎日1時間、本とユーチューブで」と習得法を説明した。1月29日からの熊本キャンプ中、ドリルを使った読み書きとともに「テラスハウスや日本の人たちのVlog(ビデオブログ)を見て勉強している」。円滑に周囲と連係できるよう、ピッチ外でも準備を整えている。

 昨季は豊富な運動量と対人の強さを生かし、14試合に出場。韓国代表にも選出された。チームの9年ぶりJ2行きで、複数クラブからオファーが届いたが「一番初めに海外挑戦したチームだから思いはすごくあるし、何より札幌が好きなので。残って勝負したかった」と気持ちは揺るがなかった。

 決断が正しかったと証明するため、目標はただ1つ。「自分のプレーが良ければいいというわけではない。チーム一丸となって昇格するのが第一」と声を大にした。昨季同様、センターバック左か左ウィングバックでの起用が見込まれるが「どちらでもチームのためにやるだけ」。今季も労を惜しまず走り戦い、願いを成就させる。(砂田 秀人)

 ◆朴 珉奎(パク・ミンギュ)1995年8月10日生まれ、韓国出身。2017年にKリーグ1部・ソウルでプロキャリアをスタート。20年に水原に移籍。同2部・釜山への期限付き移籍を経て、22年から軍隊チームにあたる金泉尚武に所属。昨年7月15日に兵役を終え、翌16日、札幌への完全移籍が発表された。J1通算14試合出場無得点。22年と24年に韓国代表に選出。177センチ、67キロ。左利き。背番号3。

 ◆J2札幌◇スローガン 今季のスローガンが「FULL COMMIT」に決定したと12日に発表。全ての人がそれぞれの役割の中で最大限の努力をする、全力を尽くすという思いが込められている。

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