佐々木朗希、「緊張」も衝撃の初ブルペン “怪物級”スプリットに捕手が思わず絶叫「Ｏｈ ｍｙ ｇｏｓｈ！」

ブルペンで投球練習を行った佐々木朗希投手と、球を受けたバーンズ捕手（カメラ・竹内　夏紀）

　昨季のワールドシリーズを制したドジャースのバッテリー組の春季キャンプが１２日（日本時間１３日）、米アリゾナ州グレンデールで始まった。ロッテからポスティング移籍した佐々木朗希投手（２３）がブルペン入りし、変化球を織り交ぜて計３５球を投じた。

　ブルペンではロバーツ監督、プライアー投手コーチ、フリードマン編成本部長や、レジェンド左腕・カーショーも投球を見守った。圧巻は１１球目。佐々木はそれまで直球だけを投げていたが、得意球のスプリットを披露。落差の大きい決め球を受けたバーンズ捕手は、思わず「Ｏｈ　ｍｙ　ｇｏｓｈ！」と絶叫し、大興奮した様子だった。

　マウンドを一つ挟んだ隣には、２度のサイ・ヤング賞を誇る左腕・スネルがブルペン投球。背中合わせで計３５球を投げた。「あの状態はそこまで良くなかったんですけど。まずけがなくしブルペンを終えてよかったです。もちろん緊張もありましたし、思ったよりちょっと寒かったのと、あとはメカニック的なところで。実際に、うまく動けてなかったなっていう感じです」と振り返った。気温１０度ほどで、ブルペン入り前のキャッチボール時点で何度も息で手を温める場面があった。

　ロバーツ監督（５２）はこの日、３月１８、１９日にカブスと東京ドームで行う日本での開幕シリーズの先発に山本由伸投手（２６）、佐々木朗希投手（２３）を起用する考えを示した。佐々木は「メジャーでの開幕を日本に迎えるという機会はそんなにないと思うので、すごく特別なことだと思いますし、まずはそこに向けて、いい準備ができたらなと思ってます」と、淡々と話した。