ブラッド・ピット、毎朝5時起床の本格トレーニングで固い絆ができた

ハリウッドニュース / 2014年11月21日 20時0分

過酷なブートキャンプに参加したブラッド・ピットらキャスト陣 (c)Norman Licensing, LLC 2014

第二次世界大戦下ヨーロッパ戦線を舞台に、たった一台の戦車でドイツ大軍を相手に戦い抜いた5人の兵士たちの絆を描いた、今冬最大の戦争アクション超大作『フューリー』が、11月28日より日本公開となる。長年の戦場での経験を持つチームのリーダーを演じるブラッド・ピットが、本作の見どころや撮影前のトレーニングについて語った。

ブラッドは出演に加えプロデュースも担当するほど惹かれたという脚本について、「この映画は惨たらしさという土壌の中で人間性を見出す話だ。自分では戦争は体験していないが、人間経験を積むことで真実を見る目が養われるのではないかな。美化されない真実が大切であると感じるようになった。この映画が見るものに問いかけるのは、睡眠もとれず困憊した状態で、戦争の悲惨さに直面し、罪ない人や仲間が無残に殺されるのを目の当たりにしたとき、それが人間の心にどんな影響を及ぼすのか、そしてそれを人はどう生き延びるのか、ということなんだ。そこにはヒロイズムがあるのか。この映画では、戦車部隊というマイクロな世界が描かれる。大戦も終わりに近づいたころ、長年連れ添った5人だが1人の隊員を失い、新しい隊員が加入する。戦争も終盤で、経験のある隊員はみつからず新隊員は全く経験のない若者だった。この無垢な若者に、僕の役は父親的な気持ちから戦争のむごさを教え込もうとするんだ。荒々しく教え込むことで、ほかの隊員が危険にさらされることを阻止しようとするわけだ」と語る。

本作で演じるのは、責任感が強く仲間の命を守るために常に気丈に振る舞うチームのリーダーだ。「乗組員たちの命を預かっている車長であり、責任者であり、戦車のオペレーション全般を見るし、また皆の士気を高めなければならない。また小隊の司令官でもあるので他の4両の戦車にも指令を出さなければならず、交戦する際のナビゲーションも戦略的に考えていかなくてはならない。敵との距離も図り、どこに脅威が潜むかも見定めなければならない。全てが彼の判断に委ねられるんだ。だから隊員たちの信頼を勝ち得なければならないし、自分自身でも確信がなければならない。皆の生死は彼の判断一つにかかってくるからね」。

本作はクランクイン前にメインキャストが参加したブートキャンプも話題になったが、かなり過酷なものだったようだ。
「1週間ほどブートキャンプへの参加を課せられた。1週間と言っても、実際に訓練している兵士たちからしてみたらほんの一瞬だと思うんだけどね。僕らの体験は観光程度の優しさだったろう。それでも毎朝5時起床の本格的なトレーニングだった。フィジカルトレーニングを2時間、その後に講義、労働、障害物トレーニングなどが夕方まで続く。飯は冷たいし、雨の中で寝たり、夜中に起きて見張り役をやったりもした。とにかく全力投球だった。訓練は皆を追い込み、戦場がどんな感じだったのか少しでも実体験できるように組み立てられていたし、最悪の状況の中でも士気を奮い立たせるようにも出来ていて、なかなか面白かった。またチーム内で序列が構築され、皆が一丸となって苦難を乗り越えられるように仕組まれていた。苦難と言っても本物の兵士たちが日々感じている苦難とは比べようもないだろう。訓練のおかげで固い絆ができたし、心構えもでき、達成感も感じた。それがスクリーンに滲み出ていると思うよ。父親として子供を育てるうえで役に立つことも多く学んだ。チームでもお互いの弱点も分かるようになったので、補完し合えるようになった。みんなが大好きになったよ。訓練を終えるころには俳優といえどもタンクを操縦できる5人になっていた。映画の保険会社は気が気でなかっただろうけどね」。

リアルな戦闘シーンはもちろん、仲間の絆が丁寧も描かれている作品になっているが、「家族を持っている人ならだれでも共感できると思うよ。家族と言うのは、どこの家庭でも愛や絆や、不満や怒りや思いやり、協力、落胆、様々な要因で結ばれていると思うから」と語ってくれた。

■『フューリー』
11月28日(金) TOHOシネマズ日劇他全国超拡大ロードショー
(c)Norman Licensing, LLC 2014【ハリウッドニュース編集部】

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