L・ディカプリオ、イーストウッドに惹かれる共通点とは?

ハリウッドニュース / 2012年1月23日 10時15分

違う役を求めるレオナルドは今回、22歳から77歳までをひとりで演じきる役柄を選んだ (c)2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

レオナルド・ディカプリオが、ハリウッドを代表する俳優・監督のクリント・イーストウッドと、FBI初代長官の生涯を描く『J・エドガー』(1月28日日本公開)で初めて仕事をした。

イーストウッドは、レオナルドがアカデミー賞にノミネートされた1993年の『ギルバート・グレイプ』以来、彼の演技を見守ってきたという。イーストウッドは彼を次のように評価している。

「(レオナルドは)大衆受けのする映画で成功を収めたが、そこで満足しなかった。彼は、これまでもこの映画『J・エドガー』のような異質なプロジェクトに挑戦しており、それはすばらしいことだ。チャンスがあれば、誰でもそうすべきなんだよ。俳優というのは、あるジャンルで成功すると、そこにとどまりがちだ。いつもカウボーイとか刑事とか、同じような役を演じていれば、安心できるんだろうね。だが、レオは枠から飛び出し、いつも違う役を求めてきた。彼は演技というプロセスに惚れ込んでいて、自分の能力を伸ばそうとしている」。

これは、イーストウッド自身のキャリアを連想せずにはいられない。アンチ・ヒーロー刑事ものの『ダーティハリー』シリーズや、セルジオ・レオーネ監督のウエスタン映画『荒野の用心棒』(64)などで成功を収めたあとで、彼はあえてそういう伝説的なキャラクターから離れ、自分の演技の幅を広げられるような役を選ぶようになった。たとえそれが、ファンや批評家を失望させることになっても。

イーストウッド監督は、「私は自分がそういう時期を経験しているので、レオがどうしてああいう役の選び方をしているのかが理解できるんだと思う」と説明する。

「みんな、私が人気を得たジャンルの映画に出続けることを望んでいたが、私はそこから飛び出し、違うことをやった。ときには成功したし、ときには失敗もした。だが、やってみることが大事なんだよ。立ち上がってバットを振らない限り、決してヒットは打てない。何度かバットを振れば、ボールに当たることもあれば、三振することもある」。

一種の人生訓のようにもとれる彼のキャリア。そのイーストウッドを敬愛するレオナルドは、そういう彼の姿勢をバックに感じつつ、今回の作品で大いな糧を得たことだろう。【ハリウッドニュース編集部】

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