サーの称号を持つ名優が偉大な魔法使いを語る! ガンダルフは「若い人たちを尊敬」?

ハリウッドニュース / 2014年2月24日 19時0分

ガンダルフ演じるイアン・マッケラン (c) 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC.

映画『ホビット 竜に奪われた王国』(2月28日日本公開)で、力強く心優しい灰色の魔法使いガンダルフを演じるイアン・マッケランが本作の見どころや役どころについて語ってくれた。

イアンは、実生活でナイトに叙勲され、サーの称号を得るほど数々の映画、舞台で活躍のイギリスを代表する名優。彼は、ガンダルフの魅力とは、”人間臭い”ことだという。
「ガンダルフには人間的な脆さがある。彼はもちろん人間ではないけどね。何せ七千年以上生きてきた。(笑)ひどく長生きだ。演じる上でそこまでいちいち考える暇はないけどね。不死身であるという事実は演技の足しにはならない。私はむしろ、灰色のガンダルフの非常に人間臭いところが好きだ。パイプも吸うし、お酒も好物。ホビットもホビット村も大好きだ。時折そうやってリラックしている姿を垣間見せてくれる。そうはいっても、皆を救うことに身を投じていることがほとんどだが、人の間違った行動に対していらだつこともある。そういうところが彼に人間味を持たせる」。

そんな人間臭い魔法使いを演じることは、イアンにとっても楽しい経験だったようだ。
「信用できる男だ。若い人にとってはお爺ちゃん的な存在である。目をキラリとさせながら、質問を軽い言葉で交わしたりするので、真意をなかなか見せてくれない。でも根は大真面目で、物事を一番良く知っている魔法使いだ。善人を志す役はあるが、元来善良である人物は演じるチャンスはめったにないもの。悪役を演じるのが一番楽しいと思われているようで、私も映画や舞台で悪役をいくつか演じてきてはいるけれど、ガンダルフには悪人的な要素が全くない。だから若い人たちが尊敬できるとてもいいロールモデルだ」。

共演者たちとの関係についても語ってくれた。まず、ビルボを演じるマーティン・フリーマンについては、「彼は本当に素晴らしい熟練の役者だ」「キャスティングとしてはまさに適役だと思うし、彼はビルボ役を見事に自分のものにしている。どのシーンに対しても真剣に取り組み、楽をしたりはしない。彼は皆をつなぎ止めるパイプ役でもあるので、彼の成功を嬉しく思っている」とその演技に対する姿勢を大絶賛。

また、レゴラスに扮するオーランド・ブルームとは本作の撮影中に一緒に仕事をすることはあまりなかったようだが、頻繁に顔を合わせているようだ。
「実は彼(オーランド)は今ブロードウェイで「ロミオとジュリエット」に出演していて、僕もハロルド・ピンターとサミュエル・ベケットの舞台で同じくブロードウェイの仕事をしているので、ニューヨークで同じビルに住んでいる。皮肉なもんだ。同じ廊下沿いに住んでいるので、しょっちゅう会っていて楽しいね」。

最後に『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』シリーズで監督を務めるピーター・ジャクソンについて、「ピーターは全てを仕切っているトップボスだが、こちらが下の立場にいるという感じはしない。いつもこちらの意見を聞きたがってくれる。ピーターが監督でなければ、こんなに長きにわたって付き合おうとは思わなかっただろう。ピーターが監督だからというのも楽しく取り組めている理由の一つだ」と明かしてくれた。

■『ホビット 竜に奪われた王国』
2014年2月28日(金) 新宿ピカデリー・丸の内ピカデリー他全国ロードショー
(c) 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC.【ハリウッドニュース編集部】

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