ウォシャウスキー&トム・ティクヴァ3監督が来日、壮大な物語『クラウド アトラス』の楽しみ方とは?

ハリウッドニュース / 2013年1月24日 13時30分

大作『クラウド アトラス』の3監督、左からトム・ティクヴァ、ラナ・ウォシャウスキー、アンディ・ウォシャウスキー ハリウッドニュース

トム・ハンクス、ハル・ベリーらが出演する大作『クラウド アトラス』(3月15日日本公開)のPRのため、ラナ&アンディ・ウォシャウスキー、トム・ティクヴァの3監督が来日し、24日に東京・六本木にて記者会見に出席した。

『マトリックス』シリーズで知られるウォシャウスキー監督と、『パフューム ある人殺しの物語』(06)のトム・ティクヴァ監督の3人は登壇後、それぞれ少しの日本語を交えながらあいさつした。

本作は、およそ500年の時にわたり6つの時代とストーリーが重層的につながる壮大な物語。クローン、原発、音楽、愛、生命などなど、とても一言ではストーリーを説明しきれない。原作は、ブッカー賞やネビュラ賞に輝くデヴィッド・ミッチェルによるベストセラーだ。

わかりやすい特徴のひとつに、1人の役者が6つの時代で6役を演じていることが挙げられる。外見はもとより、人種、性別、性格などが異なる役柄を演じ分けている。作品テーマに合わせたこのアプローチについて、3監督が語った。

トム・ティクヴァ監督は、「俳優にとって、1本の映画で6役を演じることはわくわくする経験だったと思います。前の(時代の)経験を次の(時代の)経験につなげていく、内部でつながっていくということをわかって表現しながら次のキャラクターへ移行していくということは、とても興味深い作業でしょう。以前の人生がつながっていくということが、すべてまとめあげていくように感じられる素晴らしい瞬間がたくさんありました。特に、トム・ハンクスの顔の表現は、制作する側としても楽しい瞬間でした」と話した。

ストーリーについて、ラナ・ウォシャウスキー監督は、「(原作が)大きなキャンバスだったので、私たちの好きな要素を入れ込んでいきました。デヴィッド・ミッチェル自身、さまざまなジャンルのものを入れ込んでいて、彼の信念、東西問わず混ぜ合わさった哲学が詰まっています。惹かれたのは、私たちの信念を入れ込めることでした。人間が進化を止める要素や、別離や差別、支配・搾取・破壊のメカニズム、それらの壁を超越する方法、そして愛が扉を開くというポテンシャル、そういうことを描くことで、私たちもデヴィッド・ミッチェルの扉を開くことができました」と、本作への思いを明かした。

また、さまざまな見方ができる『クラウド アトラス』の“楽しみ方”を聞かれると、アンディ・ウォシャウスキー監督は「先入観をもたず、白紙状態、オープンな気持ちで見ていただくのが良いと思います」と答えると、「同じようなことを考えていたわ」と姉から言われ、「よしっ(笑)」とリアクションした。

さまざまなものが詰め込まれ、さまざまに解釈できる、そして人と話したくなる『クラウド アトラス』。見てから読むか、読んでから見るか、壮大な物語をじっくり解き明かしてみよう。【ハリウッドニュース編集部】

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