ハリウッドの北村龍平監督が語る、「ハリウッドでやっていく」には 【インタビューPart1】

ハリウッドニュース / 2013年3月29日 11時45分

第2弾となるハリウッド作品『NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ』のPRで来日した北村龍平監督 ハリウッドニュース

現在、ハリウッドに拠点を移して活躍している北村龍平監督が、ハリウッド2作目となるバイオレンス・スリラー『NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ』(4月27日日本公開)についてのインタビューに応えた。

『VERSUS ヴァーサス』(01)でその名を知らしめ、『あずみ』(03)などの話題作を世に送った後、ハリウッド進出を果たした北村監督。日本では6年ぶりとなる新作公開だ。

本作は、小さな町に通りかかったカップルが強盗団によって襲撃されるところから始まる。しかし、襲撃されたカップルが乗っていた車のトランクには、1人の少女が囚われていたことがわかると、その立場は逆転していく。強盗団は狩る側から狩られる側へ。強盗団が襲撃してしまったのは、ある目的のためには、立ちはだかるすべてを破壊するという強烈すぎる男(ルーク・エヴァンス)だったのだ。この主人公を演じたルーク・エヴァンスは、『ホビット』の第2章・第3章が控えている実力派俳優だ。

北村監督は、本作について、「よくある話かと思いきや、まったく違うところに話が行くので、これは強烈なキャラクターだなぁと。僕の中で、レクター博士と『ボーン・アイデンティティ』のジェイソン・ボーンを足したような、最悪じゃねぇかコイツって。残忍で、頭も切れて、めちゃくちゃ強くて、こんなヤツがターミネーターみたいに延々と襲ってきたらどうしようもねぇなっていう。自分流の新しい悪のヒーローみたいなものが作れるかなと思ったんですよね」と、かなり脚本にシビれたようだ。

その強烈すぎるキャラクターについては、「一見普通に見えるんだけれども実は違うという、そのバランスが非常に微妙なところで、“完全に普通”に見えていたら全然説得力がない。最初の10分、15分くらいは普通のヤツに見えているんだけれども、節々にちょっとにじみ出る恐怖とか悪意とか残忍性みたいなところをどう出すか、それを表現できる顔・存在感・立ち振舞いなど全部がピタッとハマったのが、ルーク・エヴァンスという素晴らしい俳優だったんですよね」「まぁ、(主人公は)無茶苦茶なヤツですよ(笑)」「『激突』とか80年代の名作の『ヒッチャー』とか、“理由わかんないけど何でこんなにやられるの?”みたいな。最初の『ターミネーター』のときもそうでしたけど、そういう悪に惹かれるみたいな」と、かなり心を掴まれたと語る。

しかし、それだけではハリウッドでやっていけないという。

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