オスカー受賞監督、『レ・ミゼラブル』はヒュー・ジャックマンしかいなかった

ハリウッドニュース / 2012年11月29日 19時5分

圧巻の演技と役作り、そして歌唱をみせるヒュー・ジャックマン ハリウッドニュース

有名ミュージカルを映画化した『レ・ミゼラブル』(12月21日日本公開)の来日イベントが28日に東京・有楽町にて開催され、出演のヒュー・ジャックマンらが出席した。

今作で特筆すべき点は、なんといっても撮影現場で歌を直接収録する“ライブ撮影”だ。

ヒューは、現場での取り組みについて、「毎日、舞台の初日のような気持ちで撮影に臨んでいました。そして、とても自由に、自然に演じることができました。これはトム(・フーパー監督)のおかげです。実際、生で歌うことを可能にするために、リハーサルも十分とることができ、理解もすることができ、ただ参加すればいいという形でオープンな気持ちで、作品に身を任せて演じることができました」と述べた。

その環境を整えたのはフーパー監督だった。これまで舞台「レ・ミゼラブル」を手がけ、25年以上を経て映画化に着手した本作の製作を務めるキャメロン・マッキントッシュは、その経緯を次のように話した。

「18か月前、ニューヨークで最初のミーティングをしたとき、当初は3分の1はセリフ、3分の2は歌の構成ができると思っていました。しかし1時間後、トムは『いや、これはうまくいかないよ』と、ミュージカルの台本を全部持ちだしてきて、一旦全部バラバラにして、再構築する案を出してきたんです。そして今の形、全部“歌”になりました」。

そのフーパー監督は、「ジャン・ヴァルジャンのキャスティングリストはとても短くて、一人のみで、それはヒュー・ジャックマンでした」と言うと、会場からは拍手が。「もし彼がいなかったら、今のこの時期にこの映画を作らなかったと思います。素晴らしい俳優であり、素晴らしい歌い手です」。

そして「去年の5月、3時間のオーディションをしたとき、非常にエキサイティングな時間を過ごしました。彼が本当に自然にパワフルに歌うことができて、私はこれだったら(私の考える)この方法で映画が作れるんじゃないかと思いました。新しいヒュー・ジャックマンをご覧いただけると思います」と静かな淡々とした口調ながらも自信を覗かせた。

監督の前作『英国王のスピーチ』(10)でコリン・ファースにオスカーをもたらした前例があるだけに、今作もその期待は高まってしまう。クロースアップで、息をするように自然に歌う彼らの姿に、きっと胸が高鳴るはずだ。【ハリウッドニュース編集部】

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