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51年の歴史に幕 札幌のセンチュリーロイヤルホテル 北海道内唯一の「回転レストラン」が最終営業

HTB北海道ニュース / 2024年5月30日 16時4分

(c)HTB

31日、51年の歴史に幕をおろす札幌のセンチュリーロイヤルホテル。名物となっている北海道内唯一の回転レストランは、30日に最終営業日を迎えています。

「きょうから、あなたとともに。」

1973年に発行された新聞広告。この年からセンチュリーロイヤルホテルの歴史が始まりました。

井口七海記者)

「札幌駅からすぐそばのセンチュリーロイヤルホテル。閉館まであと1日となりました」。

半世紀に渡り、移りゆく札幌の街を見つめてきた「センチュリーロイヤルホテル」。入居するビルの賃貸借契約の終了に伴い、31日に51年の歴史に幕をおろします。

センチュリーロイヤルホテル営業企画室 蝦名訓支配人)

「正直、この日が来ないでほしいとずっと思っていて、いよいよ来たかという感じで、複雑な思いです。

寂しいです」。

開業当時から親しまれてきたのが最上階の23階にある道内唯一の回転レストランです。床下にはおよそ56メートルの円形のレールが敷かれていて、レールに沿ってタイヤが回り、床が動く仕組みになっています。

3時間かけてフロアが1周まわり、食事をしながら札幌の景色を360度楽しめます。

こちらの女性は6年前、結婚式をこのホテルで挙げたそうです。

利用客)

「閉館が決まってからは月一くらいで来させてもらっていて、あとは結婚記念日とか誕生日の時は、必ずこちらに来るようにしていました。まだ実感が本当にわかなくて、建物があるのにやっていないというのがすごく本当に実感がわかない」。

井口七海記者)

「ホテルで使われていた食器やハンガーなどは、これから北海道博物館で展示されます」。

センチュリーロイヤルホテルの「R」の文字が描かれた食器に、1980年代のパンフレット。ホテルで使われていた数々の品は閉館後、北海道博物館に寄贈されることになりました。

北海道博物館 学芸副館長 小川正人さん)

「博物館の方で預からせていただくということで、そういった記憶を未来につないでいく役割を果たしていければという風に思っております」。

センチュリーロイヤルホテル営業企画室 蝦名訓支配人)

「働いてきた私たちの証というか、そういったものもあとで振り返られるということも1つ大事なことかなと思っています。ゆっくり過ごしていただいて、最後のセンチュリーを存分にご堪能、満喫いただきたいなと思います」。

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