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札幌丘珠空港のシンポジウムに「圧力」か 長谷川岳参議院議員が「開催延期」申し入れ →開催中止へ

HTB北海道ニュース / 2024年5月30日 16時46分

(c)HTB

道職員らに対する威圧的な言動が問題となっている長谷川岳議員が、丘珠空港をテーマにしたシンポジウムの開催に関し延期するよう「圧力」ともとれる申し入れをしていたことがわかりました。

丘珠研究会発起人道見重信元道議)

「丘珠のシンポジウムを延期してほしいというか、開催しないでほしいと言うような要請があった」。

威圧的な言動が次々と明るみになっている自民党の長谷川岳参議院議員の圧力をかけたともとれる行為が新たに発覚しました。

丘珠研究会発起人道見重信元道議)

「長谷川岳参議院議員から、なぜそんなことが丘珠研究会に対して市を通して言ってくるのか、全く意味がわからない」。

問題となっているのは札幌丘珠空港の活性化に取り組む、市議や道議、経済界の有志らによる「丘珠研究会」がおととし開催する予定だったシンポジウムです。およそ800人の参加がみこまれていて、空港の近隣住民へのアンケート結果や、研究会が実現した丘珠-羽田便の試験運航の成果報告などが行われる予定でした。しかし長谷川議員から札幌市の幹部を通じ延期の要請があり、開催3日前に急遽延期を決めたといいます。

丘珠研究会発起人道見重信元道議)

「我々メンバーの中には行政との仕事の関わりもあるし、そういう方々もいるので、やっぱりごたごたを起こしたくないと」。

長谷川議員から直接延期の要請を受けたのは当時、札幌市の副市長だった吉岡亨さんです。

吉岡亨札幌副市長(当時))

「長谷川先生からは、丘珠空港の延伸が検討されている非常に重要な時期なので、シンポジウムの影響でそういったことに支障を来すおそれがあるので、可能であれば延期するようにしたいので、札幌市からも延期をするように話してくれないか」。

丘珠空港は札幌市が管理していて通年でジェット機の離着陸ができるよう、滑走路を現在の1500mから300m延長することを国に要望しています。

吉岡亨札幌副市長(当時))

「国のほうの重要な方針決定等への影響がある時期ということを踏まえますと、(開催延期)もあるのかなというふうには思いました」。

長谷川岳参議院議員)

「丘珠の(滑走路が)今、1500mで何も使えないじゃないか。もっと使えるような形にしてほしいという話で・・・」。

長谷川議員は丘珠空港の滑走路延長実現に向けて国に働きかけをおこなっています。丘珠研究会とは同じ目標に向かって議員活動をしているはずです。

丘珠研究会発起人道見重信元道議)

「将来のまちづくりの活用のことですから、むしろ逆に協力していただくというのでは話がわかるんだけど」。

延期を決めたもののその後開催時期の見通しが立たず、丘珠研究会はシンポジウムを中止するという判断をしました。

丘珠研究会発起人 道見重信元道議)

「なぜそういうことになったのか全く現在もわからないです。大きな圧力に従わざるをえなかった」。

長谷川岳参議院議員)

「これまでの自分の行き過ぎた言動や対応に関し、幾つかのマスコミ報道においてパワハラがあったのではないかと御指摘があった点について猛省をしております」。

威圧的な言動をきっかけに29日参議院特別委員会の委員長を辞任することになった長谷川議員。引き続きその姿勢が問われます。

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