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「クマスプレー抜く暇もなく」クマに襲われた空知振興局の職員の上司が当時の状況語る 雨竜町は箱わな設置

HTB北海道ニュース / 2024年6月4日 16時8分

(c)HTB

北海道・雨竜町で3日、道職員の男性がクマに襲われてケガをしました。男性の上司が当時の緊迫した状況を語りました。

大原麻潤記者)

「男性がクマに襲われた場所の近くに、いま箱わなが設置されています」。

3日午後3時ごろ、雨竜町恵岱別で空知総合振興局の51歳の男性職員がクマに襲われケガをしました。振興局によりますと男性は崩れた斜面の調査を終え田んぼの方に戻ってきたところ、藪の中から現れた体長1mを超えるクマに襲われました。

男性から当時の状況を聞いた上司がHTBの取材に応じました。

クマに襲われた男性の上司 空知総合振興局産業振興部 門田和久課長)

「ガサガサ音がするので他の人がついて来ていると思って見ていたら、クマが突然出てきて、本人はびっくりして逃げたらしいんですけども、その後追いかけられて、馬乗りになるような格好でもみ合って。鈴をしていてもクマが襲ってきたみたいですし、クマスプレーも抜く暇もなく、あっという間だったらしくて、あとは素手で抵抗したらしいです。もみ合ってるうちにクマはそのまま沢の方に転げ落ちるようにして逃げて行ったのを見たという、そういう状況でした」。

男性は命に別状はありませんでしたが、左肩や背中にけがをし病院で治療を受けました。

クマに襲われた男性の上司 空知総合振興局産業振興部 門田和久課長)

「肩のあたりを最初は噛まれたって言ってたんですけど、爪でもしかしたら刺されたかもしれないというような傷で、シャツが赤く腰の辺りまで染まるぐらい出血していました」。

道はクマが出没した現場周辺に「ヒグマ注意報」を出し、住民などに注意を呼びかけています。

雨竜町民)

「びっくりしたよ。クマを撃てるハンターもいなくなっているから大変だと思うよ」。

雨竜町民)

「去年私のビニールハウスが(クマに)爪で壊された。初めて人がけがされたので怖かった」。

今回の件を受け、空知総合振興局では4日あさに改めて職員などに対しクマへの注意喚起を行いました。

空知総合振興局産業振興部 佐藤雅樹部長)

「(クマの)痕跡があったら引き返したり、場合によっては嫌だな、ちょっと獣臭いなとか、そういう雰囲気があれば勇気を持って引き返す。これが必要かなと。あとは例えばスマホで音楽などを大音量で流しながら行く。そういったことを行っていくように注意喚起しいる」。

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