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【詳報】「あまりに異様な光景で…」母が語った内容は 初公判で無罪主張の理由 すすきのホテル殺人

HTB北海道ニュース / 2024年6月4日 19時24分

(c)HTB

田村浩子被告:「違うと思う点はいくつかございます」。

世間を震撼させた事件の初公判。実行犯の娘を手助けしたとして起訴された母親は、問われた罪を否認しました。

去年7月、札幌・すすきの。ホテルの一室で男性が殺害され、頭部が持ち去られました。

これは、犯行現場となったホテルのロビーの防犯カメラ映像です。男性とともにホテルに入ってきたのが田村瑠奈被告。殺人や死体遺棄などの罪に問われています。

さらに、父親の修被告は殺人ほう助などの罪に。そして4日、初公判が開かれた母の浩子被告は、死体遺棄ほう助と死体損壊ほう助の罪に問われています。起訴状などによりますと具体的な罪の内容は次のとおり。

死体遺棄ほう助は、瑠奈被告が男性の頭部を自宅に隠すことを容認したこと。

そして、死体損壊ほう助は、瑠奈被告から頭部を損壊する様子をビデオ撮影してほしいと求められ、その撮影を修被告に依頼したことです。

事件発生から1年を前に迎えた裁判。

前田愛奈記者:「田村浩子被告の初公判の日となりました。札幌地裁の入り口には、傍聴券を求め、長蛇の列ができています」。

注目度は高く、わずか50の傍聴席に対し実に357人が列を作りました。

傍聴に来た人:「ほう助なので、どういうことを立証するか気になる」、「弁護士側がどう弁護していくのか、何を主張するのか気になる」。

髪を結び、カーディガンを着て証言台に立った浩子被告。時折涙を浮かべ、言葉を詰まらせながら起訴内容を否認しました。

田村浩子被告:「私が頭部の存在を知ったのは事件の後でした。頭部の損壊を知ったとき、すでに浴室に置かれていました。あまりに異様な光景で娘に何も言えませんでした。

浴室で撮影という言葉を聞いたとき、耐えられないと思いました。助けを求める気持ちで夫に撮影を頼みました。犯罪を手助けするつもりはありませんでした。警察が近くに来ていることもわかっていましたが、どうすることもできず、日々を過ごしていました」。

検察側は冒頭陳述で「浩子被告は瑠奈被告が頭部を浴室に隠匿したことを容認」したうえ、『浴室で死体損壊作業を撮影して』と瑠奈被告に頼まれ、それを容認するとともに、修被告にLINEで『撮影カメラマンするでしょ』と送り撮影を依頼した」などと主張しました。

一方の弁護側は、死体遺棄ほう助について、瑠奈被告から頭部を自宅内に置き続けることについて許可を求められたことはなく、浩子被告も、それを容認する発言をしたことはないと主張。死体損壊ほう助についても、瑠奈被告が男性の頭部を損壊する様子をビデオで撮る計画を容認したという事実はないとして無罪を主張しました。

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