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砂川市で一家5人が死傷した飲酒ひき逃げ事件から9年…「飲酒運転撲滅の日」集会に市民ら約200人

HTB北海道ニュース / 2024年6月6日 18時50分

(c)HTB

砂川市で一家5人が死傷した飲酒ひき逃げ事件から6日で9年です。

地元では今年も飲酒運転撲滅を目指す様々な活動が行われました。

■本間壮惟記者:

「事件があった現場近くでは、市の職員や警察官らが大きく旗を振って飲酒運転撲滅の波をつくっています」。

あの悲惨な事件から9年が経ちました。大切な人を亡くした悲しみは今なお、癒えることはありません。

9年前の2015年6月6日。砂川市の国道12号で飲酒運転の車2台が時速100キロを超えるスピードで競い合いながら走行。赤信号を無視して交差点に侵入し、1台が軽乗用車に衝突しました。軽乗用車には家族5人が乗っていて、永桶恵さんと両親、弟の4人が死亡、妹も大けがをしました。恵さんの同級生やかつての担任は毎年6月になると一緒に事故現場を訪れ、冥福を祈り花を手向けています。

■亡くなった永桶恵さんの高校の同級生:

「毎年ここに集まって、手を合わせて、多くの人にこの事件が目につく、知ってもらうことで、飲酒運転はしない、させないということに繋がっていけばいいなと思います」。

道警によると飲酒運転の検挙数はコロナ禍を経て再び増加に転じ、去年は763件にのぼりました。今年も4月末までに252件と去年より多いペースとなっています。事件を忘れないため6月6日を「飲酒運転撲滅の日」と定めた砂川市。6日開かれた集会にはおよそ200人が参加しました。

■亡くなった永桶恵さんの元担任小田島数幸さん:

「私たちがこの事故を忘れていない限り、この事件は風化することなく、これからも飲酒運転をなくさなくてはならないという発信が続けられていくと思っています」。

警察官らは市内でアルコールを提供している飲食店を回り、従業員や利用客に飲酒運転の根絶を呼びかけました。

■飲食店スタッフ:

「お酒を息抜きで楽しみに来ているお客様が帰りに飲酒運転してしまって、もし事故があったらせっかく楽しみにきたものも最悪な日になってしまう。そういったことがないようにお客さんをしっかりと守る」。

あれから9年。悲劇を繰り返さないという市民の強い思いが、事件の風化を防いでいます。

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