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まもなく新紙幣発行 自動券売機や自販機の対応どこまで進んだ? 最新の偽造防止技術も

HTB北海道ニュース / 2024年6月7日 18時9分

(c)HTB

新しいお札、新紙幣の発行まで1カ月を切りました。来月3日からの発行開始を前に、まちの自動販売機など新紙幣への対応状況はどうなっているでしょうか。

いよいよ、来月3日から発行が始まる新紙幣。一万円札は、近代日本経済の父と呼ばれる渋沢栄一。五千円札は、女性の地位向上に尽力した教育家・津田梅子。千円札は、破傷風の治療法を開発した微生物学者・北里柴三郎が肖像に選ばれました。

新紙幣には、最新の偽造防止技術が使われています。こちらは「3Dホログラム」。キラキラ光る部分に描かれている人物が、見る角度によって向きを変えます。他にも、コピーでは再現できない「高精細」と呼ばれる透かし模様や、紫外線に当てると光る特殊なインキが使用されていたり、さらに、肉眼では見えない「マイクロ文字」が潜んでいます。また、数字が見やすく大きくなったほか、指で触っただけで確認できる模様を付けるなど、ユニバーサルデザインも施されています。キャッシュレス化が進む中でも、まだまだ現金を使う場面は多くあります。札幌市営地下鉄の自動券売機の対応状況は。

札幌市交通局・長岡佑介業務課長:「新旧両方対応しているものもありますし、こちらは旧紙幣しか対応していないが、駅の窓口で旧紙幣と新紙幣の交換も行っていますので、ご不便なくご利用いただけると思います」。

すでに全体の8割が新紙幣への対応を終えていて、全ての駅で使うことができるようになっています。まだ対応できていない2割の自動券売機は、来年度以降に機械ごと取り換えるということです。

新紙幣への対応を断念したという所もあります。札幌市白石区の「自販機ランド」などに、合わせて30台ほどの自動販売機を置いている会社は、予算の都合で7月3日までの改修は諦めたといいます。

ハシダエンダインターナショナル・氷室信康代表取締役:「100万円近くかかってくるので、そこが重いので徐々に1年くらいかけて変えていこうかなと思っています」。

こちらの店舗の自販機の場合、新紙幣に対応させるためには紙幣の読み取りを行う部分を交換する必要がありますが、その部品を1つ変えるのにそれぞれ数万円ずつかかるということです。社長の氷室さんは、旧紙幣を取っておくことを勧めていました。

氷室信康代表取締役:「野口英世さんをまだ急に変えないで、少し持っていると便利かなと思います」。

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