「おかしくなっているので取り合わなくていい」わずか30分ほどの犯行 事件の流れ徐々に… 旭川殺人事件

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北海道・旭川市で女子高校生が恐喝・監禁されたのち殺害された事件。一連の事件の流れが徐々に明らかになってきました。

内田梨瑚容疑者（21）は、今年4月19歳の女と共謀して留萌市の高校生・村山月さん17歳を殺害した疑いが持たれています。村山さんが転落させられたとみられる旭川市郊外の神居大橋。内田容疑者はこの場所についてこう供述していると言います。

「橋の周辺に防犯カメラがなく、人目に付かない場所だと知っていた」。

捜査関係者への取材で、内田容疑者らが現場に到着したのが犯行当日の午前3時半ごろ、現場を離れたのが午前4時過ぎだったことが新たに分かりました。わずか30分ほどの犯行だったとみられます。

大原麻潤記者）

「村山さんは内田容疑者らにこの道の駅に呼び出され、その後、監禁されたということです」。

内田容疑者らは神居大橋に向かう途中、旭川市内のコンビニに立ち寄っていました。この時村山さんが逃げようとしてコンビニの店員に助けを求めていたことが新たに分かりました。その際、内田容疑者は店員にこう説明していました。

「この子はおかしくなっているので取り合わなくていい」。

この事件を巡っては、恐喝や監禁容疑などで内田容疑者のほかに10代の男女3人が逮捕されています。このうち16歳の少年の供述が新たに分かりました。

「内田容疑者に村山さんを迎えにいくのを手伝ってほしいと言われた」。

ほかの2人との関係性も徐々に明らかになっています。

まず、監禁の疑いで逮捕された16歳の少女。村山さんが内田容疑者の画像をSNSで使用してるのを見つけ、このことを内田容疑者に報告したとされています。

そして、内田容疑者とともに殺人の疑いで逮捕された19歳の女。内田容疑者は「自分の舎弟」と話し「自分から犯行に誘った」などと話しているということです。

内田容疑者がよく出入りしていたという旭川の繁華街では…。

内田容疑者を知る人）

（Q一緒に来る友達、知り合いはどういう方が多かった？）

「後輩とか、同い年か後輩かだったかなと」

（Q年下と遊んでる？）

「多いかもしれない、弱いというか年下を連れているイメージ」。

警察は内田容疑者が犯行の主導的な役割を担っていたとみて調べを進めています。