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ドローンで噴火湾を一っ飛び 室蘭~森町で医療機器を輸送する実証実験 陸路約2時間が最短30分に

HTB北海道ニュース / 2024年6月20日 18時15分

(c)HTB

初めての噴火湾横断です。室蘭市から道南の森町まで、ドローンに医療機器を積んで輸送する実証実験が行われました。

室蘭市のイタンキ浜。ドイツ製の最新ドローンに積まれているのは、脳梗塞の処置に必要なカテーテルなどの医療機器です。

竹山・石井和明執行役員:「医療は、緊急を要するものが少なくありません。すべて患者さんのために貢献できればと思っております」。

医療機器卸の「竹山」と総合商社の「伊藤忠商事」などが、共同で行った実証実験。室蘭市から噴火湾を横断し、およそ50km離れた森町へドローンで医療機器を届けます。

伊藤忠商事航空宇宙部・中田悠太さん:「こちらの機体は、パソコンを使って飛ばします。事前に設定した航路に沿って、自動で飛んでいきます」。

室蘭市から森町までは車だとおよそ2時間10分かかりますが、ドローンで噴火湾を横断すると、風向きによっては30分ほどで医療機器を運ぶことができるといいます。午後0時20分、900gの医療機器を乗せて室蘭を出発したドローン。海の上を軽快に飛行しておよそ30分。

坂詰怜記者:「いまドローンがやって来ました。室蘭から噴火湾を越えて、遠く離れた森町にドローンが到着しました」。

通信トラブルもありましたが、無事、森町に到着し医療機器を届けることに成功しました。森町の町長も、この取り組みに期待を寄せています。

森町・岡嶋康輔町長:「本当に速いなと思っているところです。空を室蘭と森で結ぶ実証実験が成功して、非常にこれから色々な可能性を感じているところです」。

伊藤忠商事航空宇宙部・中田悠太さん:「陸路と比較しても、非常に短い時間で搬送することができたのは、一つ成果といえるのではないかと思います。運航の成功率を上げていきたいと考えています」。

その後、森町の名物「いかめし」を乗せて室蘭に戻っていったドローン。

伊藤忠商事などは今後も実証実験を続け、早ければ2、3年後の実用化を目指すということです。

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