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「環境活動に貢献出来たら」ハンター目指す若者が増加 いったいなぜ 記者が狩猟免許試験の予備講習を体験

HTB北海道ニュース / 2024年6月26日 16時15分

(c)HTB

クマの出没が相次ぐ道内。駆除を行うハンターの需要が高まる中、いまハンターを目指す若者が増加しているんです。現場を取材しました。

北海道木古内町。車が道道を走行していたそのとき。ぶつかる左から突然現れたクマと衝突してしまいました。

乗用車を運転していた女性)

「全然気配も何もなくいきなり鉢合わせたような形でぴょんとでてきたので。一瞬どんってあたったって感じなんですけど。びっくりしたし怖かったですね」。

車のドアはへこみましたが、運転していた40代の女性と10代の息子にけがはありませんでした。警察によりますとクマは体長1メートルほどの子グマで、車とぶつかった後、草むらへ走り去ったということです。

道内で相次ぐクマの出没。ハンターの需要が高まる中、狩猟免許の取得希望者にある変化が起きています。

今月23日、札幌で狩猟免許試験に向けた予備講習会が開かれました。この日の参加者はおよそ90人。石狩振興局が実施することしの前期試験の申請者数は287人で、コロナ禍前の倍近くに増えています。模擬銃やワナなどを使った実技講習も行われ、会場は活気に溢れています。記者も体験してみると…

「銃口内・実包なし・異物なし」

大原麻潤記者)

「実際に私も体験してみたのですが、銃を持つだけでもほんとうに重たくて、銃口を開けて弾を入れるときに片手で持つとき腕がプルプル震えました」。

どんな人たちがハンターを目指しているのでしょうか。

北海道猟友会札幌支部 奥田邦博支部長)

「年齢が非常に若い、30代、20代の方もいるし女性も増えてきましたね」。

もともと狩猟免許の取得者は趣味で狩猟を楽しもうという定年前後の人たちが多かったといいますが、なぜいま若者が増えているのでしょうか。講習の参加者に話を聞いてみると。

大学2年生 森本美咲さん(19))

「自分も野生鳥獣の保護とか管理とか環境活動とかに貢献出来たらいいなと思ってきました」。

大学4年生 煙山雄一郎さん(22))

「意外と北海道は動物の被害にあったりとか、そういうニュースも見ていたので、そういうのには関心は持っていました」。

北海道猟友会札幌支部 奥田邦博支部長)

「今回の申込者の多くの方々が社会参加を求めてるんですよね。俗にいうクマ対策事業だとか有害駆除それから防除そういうのを求めてきてる方が非常に多くなりました」。

志望者の増加を歓迎する猟友会ですが、今後は一層新人ハンターの教育に力を入れていきたいと話します。

北海道猟友会札幌支部 奥田邦博支部長)

「スキルだけじゃないんですね。コミュニケーション能力だけじゃなくてイズムであったりモラル。マナーなんて当たり前ですよね。そのトレーニングを少しづつやっています。良識ある人間に育っていただきたい、良識あるハンターに」。

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