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「港の入り口付近で乗り上げた」座礁したフェリー タグボートにえい航され11時間遅れで着岸 苫小牧港

HTB北海道ニュース / 2024年7月2日 16時53分

(c)HTB

2日未明、北海道・苫小牧西港に入港しようとしていた大型フェリー「シルバーブリーズ」が近くの岸壁に衝突し座礁しました。乗員乗客140人にけがはありませんでしたが、この影響で到着が11時間以上遅れました。

岸壁に接触した状態の大型フェリー。その船首部分は大きくへこんでいます。

海保への通報:

「入港中に港の入り口付近で乗り上げた」

2日午前1時すぎ、川崎近海汽船が運航する八戸発苫小牧行の「シルバーブリーズ」が苫小牧西港に入港する途中に岸壁に衝突。乗客乗員140人にけがはなく浸水や油の流出もありませんでしたが、波消しブロックに乗り上げてしまい動けなくなってしまいました。

「シルバーブリーズ」は2日午後5時半に青森県の八戸港を出発し、2日午前1時半に苫小牧西港に到着する予定でした。しかし、午前1時5分、苫小牧西港の入口近くで本来の航路を逸れて座礁してしまいました。

3年前に就航したばかりの「シルバーブリーズ」。全長はおよそ144mで、400人の旅客と、トラック70台、乗用車30台を載せることができる大型フェリーです。船内は緑と木を基調としたデザインで、ペットと一緒に過ごせる部屋やドッグランもあり、家族やグループで船旅を楽しめる作りになっています。

岩原宏之カメラマン:

「座礁したフェリーをタグボートで引っ張る作業を行っています」。

事故から10時間半あまりが経過した午前11時40分ごろ。潮位が上がるのを待っていた地元のタグボート4隻がえい航作業を開始。「シルバーブリーズ」は無事に岸壁を離れることができました。

鈴木麻友記者:

「座礁したフェリーが港に入ってきました。到着予定時刻からおよそ11時間遅れて入ってきています」。

乗客:

「縦方向に大きく揺れる感じだった」。

Q:音とかは?

「ガガガという感じで結構大きい音だった」。

乗客:

「本当は午前6時半から仕事だったのですが、連絡して変わってもらった。これから仕事です」。

川崎近海汽船によると事故原因は調査中だということです。最新の大型フェリーでいったい何があったのか。事故を受けて、「シルバーブリーズ」は2日と3日の便の欠航を決めています。国の運輸安全委員会は事故調査官を東京から現地に派遣するということです。

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