エア・ドゥ機のオイル漏れによる緊急着陸について国交省が「イレギュラー運航」と認定

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国土交通省は7日、東京羽田発釧路行のエア・ドゥ73便のボーイング737型機が油圧トラブルを起こし女満別空港に緊急着陸したことについてイレギュラー運航に当たると発表しました。

国交省によりますとエア・ドゥ73便は乗員乗客143人を乗せて7日午後4時31分に東京羽田空港を離陸し、釧路空港に向かっていましたが、釧路空港が濃霧のため着陸できず上空で旋回していたところ3つある油圧系統のうち1つの系統の油圧が低下したことを示すライトが点灯しました。

機長が緊急事態を宣言し、目的地を女満別空港に変更し、午後6時13分に女満別空港に着陸しました。

機体は滑走路付近の誘導路上に停止し滑走路点検の結果、オイル漏れが確認されたため当該機を牽引車により移動しオイルの除去作業を行いました。

この影響で女満別空港は8日午前8時まで閉鎖され発着便6便が欠航し2便が女満別から目的地を変更しました。

国土交通省はエア・ドゥからの報告を受けて聞き取り調査などを行った結果、イレギュラー運航ではあったものの、深刻な事故につながる恐れのある「重大インシデント」には該当しないとしています。

尚、女満別空港は8日の始発便から通常運航に戻っています。