路面電車が赤信号で進入 交差する道路側の信号を見誤り… 「再発防止と安全運行の強化を図る」 札幌市

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札幌市中央区で9日夜、路面電車が赤信号の交差点に誤って進入していたことが分かりました。車や歩行者との接触はなく、けが人は出ていません。

路面電車を運行する札幌市交通事業振興公社によりますと、9日午後10時半ごろ札幌市中央区南11条西7丁目の中島公園通停留場で、内回りの循環便が誤って赤信号の交差点に進入しました。運転手が、交差する道路の信号が青に変わったのを進行方向の信号だと勘違いし、発進させてしまったということです。

車内には運転手のほかに乗客が5人ほど乗っていました。歩行者や車との接触はなく、けが人も出ていません。

運転手は信号を見誤ったことに気付き、次の停留場で運転管理室に報告しました。運転手は30代の男性で運転歴は2年足らず。当時、体調に異常はなかったということです。

札幌市交通事業振興公社の中田雅幸理事長は、今回の事態について「対策の強化を図るべく、外部有識者等の協力を得て発生要因の分析を進め再発防止と安全運行の強化を図るとともに、安全風土の醸成及び安全環境の整備に努めてまいります」とコメントしています。