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小樽・飲酒ひき逃げ事件から10年 検挙数増加 減らぬ飲酒運転 道内各地で根絶への誓い

HTB北海道ニュース / 2024年7月12日 19時8分

(c)HTB

小樽市の海水浴場近くで、女性4人が飲酒運転の車にひき逃げされ、3人が死亡した事件から10年。飲酒運転根絶を願う催しが、道内各地で開かれています。

10年前も、この浜辺で楽しく遊んだのでしょうか…。

その帰り道、悲劇は起きてしまいました。

加藤諒也記者)

「悲惨な事件からまもなく10年。今でも献花台には花がたむけられています」。

2014年7月13日、「おたるドリームビーチ」につながる市道で、海水浴場から帰る途中の女性4人が、飲酒運転の車にひき逃げされた事件。

岩見沢市の瓦裕子さん、原野沙耶佳さん、札幌市の石崎里枝さんの3人が死亡、1人が重傷を負いました。4人は高校時代の同級生でした。

事件から10年。今年もあの悲惨な出来事を忘れないようにと、道内各地で飲酒運転をなくそうと催しが開かれています。

「黙とう」

事件を受け、道は7月13日を「飲酒運転根絶の日」に制定。12日には札幌市で知事らも参加して決起大会が行われました。

道警 伊藤泰充本部長)

「この北海道から飲酒運転を根絶するためには道民が一丸となって飲酒運転をしない、させない、許さない、見逃さないという認識のもと取り組むことが不可欠」。

道警によりますと、飲酒運転の検挙数はコロナ禍を経て再び増加に転じ、去年は763件に上りました。今年も6月までに355件と、去年より多いペースとなっています。

道警は毎年この時期、飲酒運転の取り締まりを強化。今年は12日から15日までを「強化期間」とし、交通機動隊などが出動式を行いました。また、事件現場の小樽市がある後志総合振興局で行われた集会には、当時、ドリームビーチ協同組合の理事長だった筒井弘子さんも出席。飲酒運転が減らない現状に危機感を示しました。

ドリームビーチ協同組合元理事長 筒井弘子さん)

「全道・全国に目を向けると飲酒運転の事故がなくなっていない。ドリームビーチの問題だけではなく、社会現象として飲酒運転は本当に危険ない行為である」。

3人の尊い命が突然奪われ、1人が大けがをした悲惨な事件。飲酒運転が無くなる日を誰もが願っています。

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