釧路市 伯母強盗殺人事件 一審の無期懲役判決を支持し控訴を棄却 札幌高裁

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8年前、釧路市で伯母を殺害して現金を奪った罪に問われている男の控訴審で、札幌高裁は16日、一審の無期懲役判決を支持し控訴を棄却しました。

起訴状などによりますと釧路市の田中治樹被告は2016年伯母の田中弘子さんを鈍器のようなもので殴って殺害し現金20万円余りを奪った強盗殺人の罪に問われています。一審の釧路地裁は犯行時間帯の前後に被害者の家の近くを車で移動していたことなど多数の状況証拠から「犯人でなければ説明がつかない」などして田中被告に無期懲役を言い渡していました。

被告側が無罪を主張して控訴した16日の二審判決で札幌高裁は「多くの状況証拠は別々に見ると決定的ではないが、総合的に見ると合理的で被告人以外の可能性は現実的に考えられない」などとして一審の無期懲役判決を支持し控訴を棄却しました。